─アダムの匣─
人類よ──
よくぞ─ 耐えきった──
「待ってくださいっ!!」
聞こえた、声に・・・
体の全てが反応する。応えろと..
遠い昔、覚えの有る声に・・・
私は、欲を出してしまった──
「我、神で在る── 言え── 」
「言いたい事がある・・・
何故、あんな事を? 証明はしただろう」
「鴨さん、、」
「どうしても言いたい、アラン君・・」
「どうぞ、いいですよ...」
「有り難う・・・・
西暦3657年─ 今より1000年後..」
「お前の約束は果たした筈だ、
なのに何故、ここに居る? 何故だ」
「あれは─ 復の証明だ─ 」
「なら、ここは?
今をどうして・・・ 破壊する・・?」
「願いは叶った── これは対価だ─ 」
「誰の願いだ? 誰の為に・・・?」
「少し先... 誰かの願いだ── 」
「問は── 応えた─ 」
「アラン君、言うならいまだ
待たせて悪かったね。答えはあったよ」
「僕もいいですか・・・?」
「懐かしい声だ── 」
「え・・・」
「何故か── 記憶に在る── 」
「そうですか、会ったことが...
あるのかも知れないですね、ハハ..」
「何故だ── 何故、泣く── 」
「・・・匣を返します。
これは、貴方の物だから きっと..」
「これは── 」
「僕には もう・・・
可能性は必要じゃない。支えてくれる
人達が、僕には居る。本物の可能性..」
「それが、人が交わること・・・
それに気付いた僕に可能性は必要かな?」
「真実が視れたか── 」
「幸福だ── 私は・・・・」
手を離れていく── 可能性
これには、助けてもらった
全てを繋いでくれた。僕は─
アダムの匣を手離そう──
「可能性か── こんな物は── 」
「何を・・・」
「捨てていれば善かったのだ── 」
「だが、逢わせてくれたこと─ 」
「礼を言おう─ アダムの匣よ── 」
時代は変わる
全てを巻き込んで
望む未來は華やかで綺麗で
でも、きっと想像は目の前には無い
それが、現実だ──
だが、夢ぐらいは見たいものだ
ね、神様──
終わりません。続きます・・
今日は元気なトムネコでした




