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タイムマシン殺人喜  作者: トムネコ
18/41

人が生きる意味を


「それで、博士何をしてるんだ?

私が君がやっている事に理解が出来ない」


「鴨さん・・でしたね?」


「まあ・・ アラン君からそう呼ばれてる」


「なら鴨博士と私は呼ばせて下さい」


「私のことを知っているのか?」


「そちらが私の事を知っている様に

私も貴方の事は多少ですが知っている」


「分かった。で、博士・・」


「ああ、説明をしようかな

大気圏で機体が燃える事は有名な話だ

だが、なぜ燃えるか知っているかな?」


「大気圏というのは層がある

段階的に少し、または大きく違うが

それを説明している時間がない・・ 」


「つまり・・ 大事な事は大気・・・

簡単に言えば、空気が覆った膜がある」


「そして今回はその膜を利用させて

もらおう・・。そうだな、でも疑問だろ

どうやって隕石を止めるのかと...」


「元来、人類は空へ飛びたがる

羽根も無いのにだ、だが人は科学を

持っている。そのお陰で人は空で飛べる」


「なにが言いたいかと言うと..

空気で壁を造る。しかし止まっては・・」


「貰えない、そして・・・・博士

肝心な事をまだ聞けていません

そろそろ、言ってください 止め方を」



「タイムマシンのワープ技術が

何から得られたものだと思うかね?」


「さて、なんでしょうね・・

アラン君はどう思う? 君が答えてくれ」


「僕は・・・ 分かりません。

ただ、僕は思います 案外と近くにある」


「そうだね。発想はブラックホールだ

そして考える・・・何処に繋がっているか

分かったかな? これが答えだ・・・・」


「満足はしないだろうが・・・

今はこれで満足してくれ隕石が迫ってる」




「それじゃあ、いよいよ本題だ

今、膜が隕石を止めてくれている」


「だから 私やアラン君、鴨博士が

すべき事は。ワープを造ること・・・」


「そんな簡単に出来るものですか?」


「例えば、電気と電気を繋ぐような

イメージだ。未来にも過去にもある

その電気を繋いで・・ 過去や未來に」


「何処に隕石を?」


「いい質問だ、博士・・・ 実はね

恐竜を滅ぼしたのは我々かも知れないよ」


「過去へ? 未来ではなく」


「ああ、説明しようか

未來にはレピコアという物質がある

対して過去にはスピルが在るんだよ」


「レピコアとスピルが過去への架け橋

もしもその物質が失われたら

過去へも未來にも・・・ そして── 」


「世界に危険がやって来る

それは些細な事から始まって

いずれは・・止められなくなってしまう」


「もしかして、その物質が少なくなり

あの隕石が落ちてきた、なんてことは」


「有り得てしまうね、だが、止める

止められるんだ。これは・・ 装置だ」


「はめ込んでくれないか・・・?

私では手が届かない。アラン君」


「・・・・・・わかりました」



「いい返事だ。さぁ・・ はめてくれ」


「博士、少し話をしよう」


「・・・ここでかな?」


「いや、あっちでだ・・・

アラン君に聞かせたくない。」


「気付いてるだろう。彼も

それでも、君は向こうで話す気か?」


「分かってるだろう?

もう、見たくないんだ 人が泣く所は」


「分かったよ。移動しようか・・・」





「それで、博士・・・

貴方は死ぬ気ですね? 違いますか?」


「そう・・・見えるかな?」


「いえ、そう感じます」


「死の気配というやつか?

厄介だね、悟られたくはないものだ」


「話は早い方がいい.. 何故、死ぬ気だ」


「私が生きる意味はなんだろう

そう・・ 思ってしまったんだよ」


「貴方の生きる意味・・・」


「ああ、そうだよ・・・

時間をかけて治そうと努力したよ」


「だが、あの日から何も変われない」


「タイムマシンが出来た日ですね?」


「ああ、今ではそれが記念日にも在る

それは光栄な事だが。求めるものは」


「それでは・・・ なかった。

ある人が、言ってくれた・・・

生きている間は何かに意味があると」


「貴方にも生きる意味がある

それに目的もいつか現れると言った」


「だが、それまでに探せそうにない」


「すまない。これはおそらく運命だ

人は。やはり・・運命の呪縛からは無理か」


「なにかを変えようとして

私はタイムマシンを造ったんだ

それが私を苦しめるとは想像も出来ない」


「私は私自身を救えなかった・・・」



「・・そうですか」






「さて、アラン君・・・

待たせたね。私は行くよ・・」


「何処に?」


「私を救いに・・・」






空は綺麗か?


私は聞かれた。「綺麗だ」


そう思えるほど透き通り、輝いていた


ただ、言えることは・・・


私は。私が造った物に殺された


これは研究者として


・・・・・とても光栄で在る













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