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タイムマシン殺人喜  作者: トムネコ
17/41

廻り逢う人と人



「鴨さん 持ってきましたよ」


「これが、人類の希望です」



「何が起こった、これが希望か?」


「その筈・・・なんです! でも、

僕には! 僕には使えない!!」


「アラン君。落ち着いて いいかい?

これは何だ? どういった物だ?」


「あらゆる可能性が詰まった匣とだけ

聞きました。使い方は回すだけ..」


「なら、こんなのはどうかな・・?

みんな来てくれ、一緒に世界を救おう」



「彼らは天才達だ、アラン君」


「はい。それは知ってます」


「彼らは必然的に人より多くの可能性が

ある。つまりは・・ 我々で匣に触れれば」


「可能性の限界値が広まり、世界を

いや、こう言おう 人類を救えると」


「それなら早く触れないと

もう時間がないですよ。触れて!」




千星万物──時は来たれり



「・・・・鴨さん、何が!?」


「あれだ、対空破壊兵器(AIM-76)

いきなり現れた、あれが希望だよ」


「やった.. やったんだ...」


「よくやった 君は英雄だよ

アラン君、私から君に尽きない称賛を」


「はい! ・・・・・・・っ・・

・・・な、・・・・・・嘘だ、そんな...」



「隕石・・・・?」





未來では─



「一体、何をやったんだ!」


「博士・・・ 博士、

貴方も観ていた筈です。違いますか」


「観ていたよ 彗星が落ちるのを

これはだろう? 攻撃か? これが..」


「ええ、私は彗星を落とした

まぁ奇跡的に人的被害は有りませんでした」


「なら、あれは何だ!?

隕石までもが君の攻撃か? 答えろ!」


「博士、落ち着いてください

・・私はあの彗星以降、装置に触れてない」


「ならどうしてだ 隕石など、」


「考えられることは・・・

人類が耐えられるかを試している」


「それなら我々も何かしなくては

過去に何か出来ることをしなくては」


「博士、私がさせると思いますか?」


「するさ、君は私の信頼を失ってる

君は信頼を確固足るものにしたい筈だ」


「成る程、私に手伝わせる代わりに

報酬は信頼ですか.. ・・しかし 」


「過去にそれほどの価値が?

信頼の価値は高いですよ、なのに・・」


「過去に私のせいで気付いた人が居る

充分だ、これは償いだ彼等への・・・」


「道理で。彗星を落とした時─

貴方が怒った理由が解らなかった」


「分かったのなら手伝ってくれ」


「何をするか分かりませんから」


「ヘリを呼んでくれ」


「ヘリなら貴方も持っている筈では?」


「あれでは遅すぎて間に合わない

もっと速いのが今すぐ欲しい。どうだ」


「報酬は信頼でしょう?

いいでしょう、ヘリ位安いものだ・・」






一方では──



「あれも対空破壊兵器でどうにか

ならないか? まぁ答えは分かってるが」


「ええ、そうですね・・・

もし呼べたとして、隕石の破片が

落ちてくるだけですよ。確実にきっと」


「おっと、今度は何かな・・・?」


「鴨さん。・・・・タイムマシンです」



「待たせた。これから君たちと──」



「未来を救わせてもらう」







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