長い長い旅の始まり
「遂に。ここまで来たか・・・ 」
と、白髪の老人は囁いた
それは──
世界か、己にか、それとも また・・
時間は有限である。そう教えてくれたのは
誰だっただろう? 今は亡き英雄か?
忘れてしまったものを随分、私は・・
気に入っているらしい。心が踊る体験だ
「貴方は・・・ また会えましたね」
「そうだな、君も少し変わったか?
少し大人びた気がする。本当に変わった..」
「残念ですか? 変わったことが・・?」
「そうではない ただ、年寄りには
変化をそう簡単に受け入れられないだけだ」
「また、困っているんです」
「匣か?」
「いえ、人類の危機です・・・。
貴方はどう乗りきりました? それを・・」
「その言い方だと、私の事はわかるか?」
「ええ、気付きました・・・
僕だったんですね、貴方は僕でしょう?」
「ああ、その通りだ
ここで・・ また君を待っていた」
「貴方はどうやって未來を救いました?
貴方はどうやって僕を今、生かせてる?」
「私が、ここへ来たときは
私ではなく。匣だったのだよ」
それは 可能性を秘めた匣
あらゆる未來が、そこにはあった。
いまは居ない筈の恐竜や我ら祖先
それらは、輝いていてそう見えた
あの日、彗星が落下するまでは─
「受け入れ難い真実だった
私は匣を間違った。彗星は落ちたのだ」
「・・・我々へ向かって」
「それなら、なぜ生きてるんです?」
「最もな意見だ。私は死んだと思った
だが、彗星の中にも希望は隠されていた」
「それが・・ 彼?」
「ああ、もう一度やり直せと言われた
先ず。君をこの世界に産まなければ・・」
「科学だよ、君は私のクローン体
世界を救う鍵だ。そして唯一の成功例」
「・・・・・鴨さんもですか」
「そうだ、私が1つしかない世界を・・・
2つへと変えてしまった。鴨もクローン」
「つまり、僕が見た僕は・・・」
「その全てが私から産まれたクローン体だ」
「なら、僕は人間じゃない事になる」
「君は人間だよ。ここに魂を持ってる
悩み進んでいく、これは人だと思うが?」
「辛さや過ちは私が全て背負う
君は本来、苦しまずここには居なかった」
「そうですね、変えられますか?」
「未來を・・か?」
「ええ、そういう意味です」
「変えられるとも、未來は不確定だからこそ
君や人類を輝かせてくれる。そうだろう?」
「そして── 誇るといい..」
「君は人であると──」
「はい・・・・・」
「分かってくれたかな?
私や彼は君を信じている。嘘ではない」
「私には出来なかった事を終らせてくれ」
「それを始めに来たんです!」
「いい返事だ。それに良い目をしてる
その目がどことなく彼にも似ているな」
「匣を・・・」
「使い方は簡単だ
捻るだけ、これだけでいい・・」
「君が創造する世界をここで観ているよ
演者は君で、私は観客と言った所だな」
「最後に言って置こう
彼は人を試すと言っていた」
「そこで、死ねばそれまで・・・」
「そういう意味だと。私も思う」
「タイムマシンに乗っていくのか?」
「そのつもりですよ」
「私が送ろう。時間も少ないだろう」
「分かりました、タイムマシンは?」
「一緒に送るよ、聞いてほしい
私は君と過ごせた時間は有意義だった」
「もう会うことはないだろうが・・・
会えて、とても嬉しかった・・・ 」
「僕も──嬉しかったです」
「あれは──何だ?」
「・・・・・来ていたのか」
「聞いているのだ──答えろ」
「私なりに選んだ結果だ」
「茶番は──いい」
「彼は! 私の子供だ!」
「なら何故──愛を与えなかった」
「それは私が間違えたからだ
あの子の大切さを忘れてしまった・・」
「過ちを認め──後悔は在るか」
「許そう──」
そういい、
彼は二度と私の前には現れない
鴨やアラン。私全てのクローン体が
どうなったのかは知り得ない
私は望まない子同士が争うことは
許せ、私という親を
存在を─ 認めてくれ
最近、
本当にモチベーションが下がってます
もしかしたら、1~3日以内には
書けないかもしれません。申し訳ないです
トムネコです。




