─理解─
「すいません。ロイさん・・ですよね?」
「ああ、お前は?」
「僕、ロイさんとペアをく・・・」
「もういい、俺の前から失せろ!」
「話を、僕の話を聞いてくれませんか・・」
「お前だけ生き残って。俺たちは死ぬ
お前はいいよな、殺されないから・・・
俺たちは殺される。俺の場合、今日だ」
「そんな、悲観的にならないでください
僕はいま。タイムマシンを造ってる
それを手伝ってくれませんか・・・? 」
「何の為にだ。俺たちを救うためか?
それとも、お前が逃げ延びる為か、
どっちだ? 正直に答えろ。言えよ..」
「僕は・・ そんなにバカじゃない
ロイさんを助けることは出来ない 」
「・・・・」
「けど、誰かは助かります
それでは・・・ ダメですか? 」
「俺は、嘘が嫌いだ
お前は。嘘は言ってないよな?」
「はい ・・・神に誓って、」
「それと、神は応えてくれない
俺が実証済だ。神に誓うなんて言うな」
「・・・覚えて置きます」
「そうだ、お前・・・ 親を知ってるか?」
「覚えているのは母の温もりと
父がいつも僕のせいで怒っていた・・
僕にはそれ位にしか記憶にないですよ」
「それでも・・・ あるんだろ?」
「はい・・ ちゃんと、あります」
「ちゃんと・・か・・・・」
「ロイさんは? 聞かせてくれませんか」
「俺は。・・・・・幼い頃に捨てられた
それで、飯も食えない日が続いた
ある日に。俺はスラムにたどり着いた」
「スラム・・・ 暗いですか?」
「暗いだけじゃない、臭いし
ゴミばっかで、それに毎日ゴミを漁る
生きるために必要な物を探してな・・・」
「で、そこに。ガキが集まってた
そいつらは生きる為に体まで使う」
「体まで・・・?」
「ああ、処女は300ドル
経験済みなら15ドル。分かるか?
必死だった、なんでも食べた・・・・」
「ネズミに、道に落ちた何かも
虫だって食った。意外に美味かった」
「なんで、必死だったんです?」
「俺を助けてくれたんだ、あいつ等は
金もない食糧もない状態で。ずっと
その恩返しだった。俺はそう思ってた」
「金になることは何でもやった
だから。そのツケが返ってきたんだ」
「何が・・・・?」
「殺しもやってたんだ、
子供には警戒心が薄まるからと・・」
「その日も躊躇いはなかった
何も考えなかったからだ・・
仕事が終わり、帰り道に。俺は!」
「初めて・・・ 分かった。
誰を殺したのかを、俺は・・・
中国マフィアの戦争に首を突っ込んだ」
「その後は?」
「だいたいは想像が出来るだろ
俺を除く他の連中は惨殺されてた
眼がないやつ、頭を裂かれたやつ・・」
「俺は。夢だけを生きがいにした
あいつらを俺は殺した・・・ 何も・・
言えなかった、泣く事も、出来ない」
「それは・・・ 酷い・・」
「ホントにな、それからは・・・
ツキが悪くて。思えば・・
あいつらと居た頃が。幸せだった」
「さ、俺の話は終わりだ
死ぬまではお前を手伝ってやる」
「お、結構・・ 時間たったな...
そろそろか? 俺が死ぬのは・・・?」
「前は、そうでしたね・・・
未練はないですか? 心残りは?」
「ああ、ひとつだけな・・」
「どんな・・?」
「あの時、俺があの中国人を殺さない
世界で。俺はあいつらと笑いたかった」
そういい──
彼は消えて行った・・・
僕には彼が満足していたと
感じた。 これは・・ なぜだろう
こんばんは。トムネコです
いきなりですが・・ 失礼します
前から、よくサボりがちなボクですが
次回は9月の始め頃に書こうと思います
最近、サボりが悪化してますから
とにかくまずいです。
ちゃんと書きますから
見てください~~ トムネコでした




