自由とその犠牲
「どうして・・・ 皆消えるんだ・・?」
「何をやった。 あの子たちを殺すな」
「アハハハハ、これが科学だよ
これが未來なんだよ。ボクは君たちを
いつでも殺せるんだぁ~ 分かったかい?」
「殺さなくても良かったはずだ、なぜ
君は一体、何がしたい!! どうだ、答えろ!」
未來には
幾つもの可能性がある
友人が敵になる可能性
今夜、運命の人に会う可能性
可能性の中で僕らは生きてた
それらはけして逆らってはいけない
神の法則、神のルール
僕らはタイムマシンという乗り物に
徐々に首を締め付けられていた
僕らは人、神ではない
限りある命、万能ではない
「ボクは、ボクは、さらに上をみたい
タイムマシンじゃ、満足できない」
「その為に、6人も殺したのか?
君は天才じゃない。駄々をこねた子供だ」
「帰るよ、ボクのようは終わったみたい
君は間違ってる。ボクは天才なんだもん」
「鴨さん、・・・・・・・」
「君が今、言葉で表せないほどに辛いのが
分かってしまうよ。君は悪くない、いいね」
「ええ、もう・・・ なにがなんだか」
「少しずつ前に進もう、アラン君
未來は有るんだよ、ここで死ぬべきじゃない」
「はい」
「私と一緒に足掻こう、先ずは
彼を驚かせることだ。なんでもいいから」
「考えがあります。絶対に驚く
無理だと言われてもこれなら驚かせる」
「その・・ 何を造るつもりだ?」
「──タイムマシン」
「・・冗談か」
「本気です」
「まぁ、そうなるか・・・
分かった。皆で造ろう、天才がこれだけ
居るんだ。出来ないことはないと思うよ」
「30人です。僕らは少ないですけど
彼らに唯一、抗う存在です。」
「理解もされない。誰も助けてくれない
ただ、それでも僕らは戦う。未來を・・」
「私と共有したいから、流石だよ
私には言えない。君みたいなことは」
「でも、カッコ良かったでしょう?」
「まぁ・・・ね、」
未來では
暴動が起こった
民衆が怒り狂ったのだ
我々へ向けて─
「ラビィー、もう契約は無効だ
君のような人殺しに付き合えないよ」
「貴方なら理解できるでしょ
先を観たいと心が求める気持ちを」
「私と君の違いは、ラビィー
それで人を殺すか。殺さないかだ」
「契約は無効にしますよ
でも、ボクは設計図がないとダメです」
「いや、無効だ」
「助手君を殺しても良いのなら
ボクは構いません。アランさん、」
「ボクは本気だよ」
「・・・・・・君を手伝うよ」
「やったっ~ アランさん
ずっと、ボクと一緒に居てよね?」
「・・・・・・・・・・」




