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白銀の天使  作者: Aki.
11/23

第11話:無謀な挑戦

俺達は一番上のコースに来たわけだが……


「…おい……崖じゃねぇか? …これ……」


亮…同感だ…


「そう? 私は何回か滑ったことがあるからそうは思わないけど?」


雨宮…さすがにこれは無理だろ…


「じゃあ、私先に行くわよ」


雨宮は平気で崖のような斜面を滑っていった…


「太陽行けるか?」


「行くしかないだろ…でも、今日はなんで初心者の方に行かなかったんだ? 北川もそっちにいるわけなのに…」


「…そりゃ北川の前でかっこ悪いとこ見せれないからな」


「でも、リフトで下まで降りるのはもっとかっこ悪いぞ?」


「…そうだな」


俺もそろそろ覚悟を決めるか…


「亮…俺行くよ」


「マジかよ太陽…っておいちょっ待てよ!!」


滑り始めると風が気持ち良くて景色がゆっくりに見えた…


死ぬかもな…






………

……


気が付くと下に着いていた。そこには、すでに雨宮がいた。


「亮は?」


「さぁ? まだ上かもな」


「そう…まぁやり始めて2日で来るようなコースじゃないもの。ここはプロがやるようなレベルよ」


俺、スキーは中学の時に一回行った程度なんですけど…


「なんで亮をあんなふうに挑発したんだ? 普通に考えて無理だろ?」


「だって、おもしろいじゃない。それに…」


「それに?」


「どけーー!!」


「「亮!?」」


「止まれ!! 亮!!」


「止まり方知らねぇんだよぉ〜〜!!」


ドンッ!!


亮は木にぶつかってしまった…



「亮、大丈夫か!?」


「……大丈夫じゃないかな」


「大丈夫じゃない」


「大丈夫なわけあるか!!」


まぁ、それもそうだな…


鼻血出てるし…


「とりあえず医務室でも行くか…」


「大丈夫だ。鼻痛いけど…」


「そりゃ鼻血出てるしな」


亮はおもむろに鼻を触った。


「なっ…なんじゃこりゃー!!」


「もう少し簡単のコースにしましょうか…」


「そうだな…」


雪乃side


「なんか今悲鳴みたいなの聞こえたな…」


それにしても太陽くん達は三人でコース回ってていいなぁ……


「どうかした?」



ボーとしてたら声をかけられた。


「なんでもないよ。えっと…」


「僕の名前は天草裕あまくさゆう。君の名前は?」

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