プロローグ
初投稿です。まだ文章力がなく何言っているのか意味のわからない事もあると思いますがよろしくお願いします。
「もしお母さんが死んだら大翔、家のことはお願いね。あなたは、一番のお兄ちゃんだから」
ピリリリリ!と目覚ましの音が鳴る。とても懐かしい夢、母さんが死ぬ前にしたたった一つの頼みごとだ。
「ボーとしてる場合じゃない、早く弁当つくらなきゃ。」
母さんは病気で亡くなり、父さんは仕事で海外にいる。弟と妹は料理ができず自ずと料理ができる俺が弁当を作っているのだ。さすがに、3人分の弁当を作るのは辛いので、大体昨日の夕飯の残りと冷凍食品がおおい。それくらいなら俺でなくてもいいだろうと思って弟と妹にやらせようと思ったら朝起きられないという問題があり、結局俺がやることになってしまった。
「お兄ちゃんおはよ。」
「ああ小雪。おはよう。」
妹が起きてきた。妹といっても、本当は従妹で両親を亡くしてしまったところを母さんがひきとり今は義理の妹ということになっている。
「裕翔起こしてきてくれないか。もうすぐ、朝ご飯だ。」
「はーい。」
家にはご飯はみんな揃ってから食べる習慣がある。別にバラバラで食べてもいいが、やっぱりご飯みんなで食べた方がおいしいにきまってる。
「よれじゃあ、食べようか」
こうして俺の日常は始まる。