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初めての親友

美影は思わず叫んでしまった。

「わぁ!ってなんだよ。」

下を見ると、美影のポケットになんやらわからない小人のような生物が入っていた。

「おう!美影!」

「お、お前、誰だよ!」

「そう焦るな。俺はお前以外に見えない。だが、小人を連れているやつ以外はな。」

「お、俺にしか見えない?ってかお前はどうして僕の所にいるんだ?」

「それは美影、お前の母ちゃんからの命令だ。」

美影は少ししわを寄せたがすぐにわかった顔をして小人を見た。

「おぉ、さすが桜子さんの息子だ。なら、話が早い。」

「話?ってなんだよ。」

「おぉ、今から世界一周旅行するぞ!」

「はぁ!何言ってんだよ!ビックリさせるなよ!」

すると、小人はポケットから体を出して、美影の服を引っ張ったがそんなの人間の力の30分の一だ。

「ふふっ。わかったよ、今食べ終わるから。」

美影は少し早めに食べてお会計をした。


「はい!お会計ですね。」

会計をしてるのはさっきの女の定員だった。

「あのぅ」

「はい、なんでしょう!」

「お客様に何かあったらと電話番号を聞いているのですが。」

「あぁ、そうなんですか。ここに記入すればいいんですね。」

「はい。」

美影は少しうれしそうに記入していた。

「おい、なんかうれしそうじゃないか。」

「うるせーよ」

「どうかしましたか?」

女の定員は少し困った顔で聞いてきた。

「いや、大丈夫です。..あ、できました。」

「あ、ありがとうございました!またのお越しをお待ちしております!」

美影は苦笑いをしてドアを開けて出て行った。


トコトコトコ...

「なぁ、お前。名前なんて言うんだ?」

「あぁ、俺はキララっ言うんだ。よろしくな。」

「あぁ、よろしく。キララってなんか女の名前みたいだな。」

「そうか?美影の方が女の名前みたいだ。」

「うるせーよ!」

美影はキララの頭を小指でごつんとつついた。

「痛ってえな!ばか!」

「アホ!」

「バカ!」

美影たちはそんなことを言いながら歩いていた。もちろん、周りの人は「なに独り言ぶつぶつ言ってんだ?バカじゃないか?」と思っているだろう。


二人はしばらく歩いて空港についた。

「キララん家ってそんなのか。おもしれえな。」

「だろ?」

二人は口を大きく開けてわかった。

「なぁ、世界一周旅行、つっても日本は?」

「あぁ、それなら省略だ。まずは中国行くぞ!」

「ちゅ、中国行くって、英語わかんねえよ。」

「大丈夫!俺が教えてやる。だって親友だろ?」

「し、親友?!」

「はぁ?!一度しゃべったらそっから友、分かり合えたらそっから親友!そうだろ?」

「う、うん。」

美影は涙が出た。

「お、おい。美影悲しいのか?」

美影は涙をこらえながら言う。

「う、ううん。う、うれしいんだ。うれし泣きだぁよ。親友なんて言うゎれたことないんだ。」

キララは美影の肩をたたいて言った。

「男なら、泣くな。恥ずかしいと思わないのか?美影、いい加減泣くなよ。」

「お、おう。俺は男だ。キララの親友だ!!」


美影は涙を拭きながら、受付に向かった。

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