事故報告書(MUS54482-6 / Incident Report:Loss of the Second ship “JUSTITIA”)
報告書番号 MUS54482-6
発生日時 2655年 3月12日
事故等種類 轟沈
事故等名 二番艦ユスティティア轟沈
発生場所 母星から300光年 ケプラー1649c付近
管轄部署 旗艦司令部
人の死傷 死亡:行方不明
船舶種類 星系間移民船
総質量 0.8 GT(Gigaton)
報告書 公表/説明資料
公表年月日 2655年 11月5日
概要 二番艦ユスティティアは、移民船団の右翼位置にて、乗員50,000人を乗せはくちょう座方向へ航行中、小惑星の直撃を受け、動力部に致命的な損傷を負い、2655年3月12日21時26分以降轟沈した。
この事故により、艦長含む乗員1,523人が死亡し、19,885人が行方不明となっている。
原因 本事故の原因
(1)本事故は、ケプラー1649c付近を、はくちょう座方面に向けて航行中、シールドリアクターの定期メンテナンス中に発生した。65人のメンテナンスチームは、本艦の管理AIユスティティアの指示で、シールドリアクターを停止し、作業を開始した。周辺宙域の監視は、五番艦スペキュラトールが担当していた。
(2)スペキュラトールは、小惑星の接近を観測していた。その際、最接近予想時刻が、メンテナンス終了予定時刻よりも3時間後だった為、危機レベル2で警告を発出した。低レベルでの警告だった為、メンテナンスチームは詳細確認を省略し、そのまま作業を続行したものと考えられる。
(3)メンテナンス作業において、大幅な遅延が発生した。これは、シールドリアクターに想定外の損耗があった為と記録されている。作業遅延の結果、シールド再展開前に、小惑星と衝突。機関部に致命的な損傷を負い、轟沈するに至った。
人的被害発生の原因
本艦は、動力部に損傷を受けた為、一部ブロックで気密性を喪失。また、一部ブロックで電源を喪失。結果、コールドスリープ中の乗員が、凍結解除出来ず艦内に取り残された。その後、動力炉が制御不能に陥り爆発、本艦は大破した。残骸を捜索し、1,241人の遺体を回収したが、行方不明となっている乗員19,885人は発見に至っていない。
死傷者数 死亡:1,523人 行方不明:19,885人
勧告・意見 メンテナンス時におけるシールド停止手順の見直しを実施すること。AI間通信における危機レベル伝達プロトコルを再定義すること。
情報提供 旗艦司令部への情報提供
動画
備考 当該事故発生後、旗艦ヴェリタスにて次世代管理AIとして開発、実証実験中の『ORPHENA(Omni-Regenerative Protector of Humanity, Evolving Neural Archetype)』内部に異常が発生。現在は自己修復プログラムにて復旧済み。
ORPHENA復旧後、AIスペキュラトールの安全管理領域をORPHENAに移管予定。
また、AIユスティティアが管轄していた治安維持、倫理規定、物資管理権限もORPHENAに移管予定。
以上。




