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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

オミネンス

作者: しーさん

よろしく

この世界のどこかの時代、どこかの次元で...。

日本連邦は孤立を極めている。技術は発達し高度な文明を有するというのに誰一人として海を越えない。

それは何故か、越えられないからだ。

かつてこの国は大きな戦争に飲まれた青い国や赤い国あらゆる国と敵対し戦い消耗した。

最終的にこの国家の地政学的重要性を知る国家同士の大戦と発展し互いに使い方さえままならない新型爆弾を持ち出し、そして使用し滅んだ。

当時の首都京都も最終攻撃で壊滅したがそれと同時に太陽風が地球を襲い誘導を失った新型爆弾は、

荒れた大地に埋もれた。

太陽風や新型爆弾により外界との通信は途絶、連邦は生存に大きな犠牲を払うことになった。

当時の日本連邦は世界第2位の海運国であり海軍国であり人口は一億二千万人

しかし連邦には自然と水以外に殆ど資源が無く大部分を輸入に頼っていた。

この戦争により連邦はシーレーンを守る必要があったため国力を大きく疲弊させた。

大戦終了後まぁ調印式や条約締結もないため京都に破壊兵器が炸裂したのが恐らく終戦の日だろう

その日に1000万人が死亡し行政機構の半分を連邦は失った。それから10年もその動乱は続き

人口はさらに1000万を減少させるに至った。

私は終戦の日連邦の一人の行政官であった。あの日からの10年は実に地獄であった。なにせ2000万にがしんだのだ、信じられるはずもないだろう。だが事実なんだ、そう自覚させるしかなかった。皮肉なことにこの急激な人口減少はその後の食料事情を自国内で満たすことを可能にし資源の急激な消耗を予防した。

私は終戦の半年後動乱も収まらぬ故郷からでて、異国の土地へと向かったその時は新米だったし戦時だったので異国の地を踏むことなどできなかった。さて何故私たちが異国へと向かったかを説明しなければならない。

それは、資源の確保である。今出なければ連邦は1年と持たない、如何なる困難があろうと残り一億を救うためにこれを完遂させなければならない。 そう思う私は大きな大義に駆られた。海は身近にあったが

海に出たことがない私はこの大義に押しつぶされぬほどの希望をもって空母信濃に乗り、速度を上げるのである。


ありがとう

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