違う小説からヒーローがやって来たそうです。
面白いと思ったのでとりあえず
「お前との婚約は破棄させてもらう。」
えっと、ここには初めて来て…うちのじいさんのおうちだよな。
「えーっとなんだっけか、僕の愛しい…スザンヌ…だよな。を陥れるために、なんだっけ、計画?プランの方がよくない?」
目の前で、セリフ合わせが行われていますが、、無視した方がいいよね。汗
あれ系はめんどくさいし。一歳には荷が重いわ!!
金に、緑に、赤に、青、黒の髪、えっと、、もう間違いない。
「じいちゃん、じゃあまたらいしゅう。」
「ま、待ってくれ!!」
突然、帰ろうとする孫に、肉体派じいさんが声をあらげてしまった。………やば。気づかれた。
「スヴェイン老師!何事ですか!!」
「せっかく来た孫が…帰ろうとして…」
すっげー勢いでへこむじじいに対して金赤青緑黒…めんどくさいし。………ゴレンジャーで。ゴレンジャーこちらを見て追いかけようとする。
「お待ち下さい!!」
自体が読めない姉が門を開けて入ってきた。
「リズ―荷物下ろし終わったよ―遊ぼう―。」
パタン。勢いよくドアを閉める。
あれが姉ちゃん見たら………ヤバいよね。
小説通りなら頭御花畑同士が結婚……ないわあ。
「ねーねにげて!!!」
「うん、わかったあ。かくれんぼだね!!」
姉がアホでよかった!!
「お孫様こちらにいらっしゃいましたか…ではこちらへ。」
ゴレンジャーには捕まったけどいっか…。
下手な事になるよりはいいわな。
「ひとりであるけます。おじいさまにじじょうをおはなしするのであなたがたははなれてください。」
じいちゃんと離れた部屋に再び戻り、
「おじいさま、さきほどはすいませんでした。」
「リズ。そんなにじいのことを嫌いか!?」
あー、そうおもったか―。
ならばと、こちらも話をすすめる。
「さきほどの、きんぱつのひとふつうのにんげんがおあいできないかたではないですか?」
「なぜ…それを」
「しかもあまり、おつむのほうはよくない。」
「その通りじゃ。」
「そんなかたがじょせいのエルフをみたら…かんちがいしませんか?」
変態のエルフとはいえ家族は家族。
しばらく養って……けふけふん。
えっと大切な存在だから…大切な存在だから…
大切なことなので二度言いました。
「あれは…ゴミクズ以下の存在ではあるが親友の孫じゃからの……」
「ごみくずって…」
やっぱり…あれなんですねヒロインか令嬢がポイされるやつ。究極の男尊女卑…。モブさんたち可哀想…
「三人目の孫とはいえ…初対面を邪魔するなどゴミクズじゃからの。せっかく、レッドベアを殴り殺して孫にワシの勇姿を見せようと思っておったのに。」
「というかなんでここにあのひとたちいるの?えらいひとなんでしょ。」
「一ヶ月前から魔法を学びにここに来たのじゃが身が入らず、さっきの劇をしておったのじゃ」
たぶん、、劇ではないよなあ。いう相手はいるのだろうけど。名前が長ったらしくて言えないから練習してたんだろうけど…一ヶ月前からって…覚えろよ!!劇だとしても…。
と思考にふけっていると後ろから二つの悲鳴が聞こえてきた。
「ぼ、僕の嫁に手を出したのは君かな。」
金髪は泡を吹いていて喋れないみたいだけど…そりゃ顔の目の前に氷塊が刺さってれば普通気絶するわな。
もうひとつの悲鳴は玄関からでした。
ゴレンジャーの残りが
「エルフ怖い。エルフ赤い…」と呟いている。
「あー、いたいたリズ―。見つけに来なかったから暇でレッドベア八つ裂きにしちゃったあ。美味しいよほら」
顔まで血まみれで、肉もってたらそらトラウマになるわ!!
案外普通に会わせてもよかったのかもしれない。
婚約破棄物を外側から書いてみました。
何にもされてないのに次回はざまあ回です(笑)
じじいのキャラが弱いように思いますが
次の次辺りに活躍!?回をかけたらなっと思ってまふ。