注 十字の町~人物紹介
【黒髪姫連隊】
キスレーヌ・レギアン・ダークラウン男爵:別名「キス」「黒髪姫」。大陸東方、カロン島の「銀猫王国」の第四王女にして、神聖帝国男爵。勅任断罪官として治安維持・犯罪取締の巡回旅行中に「十字の町」エレスサンクロスの反乱事件に遭遇し、従軍を求められる。自軍を持たない為、エレスサンクロス攻囲軍ではアーヌプリン公の前衛隊の指揮を預けられ「黒髪姫連隊」を編成し、その連隊長に就く。
エドワード・ロッソ卿:キスの家臣。カロン人騎士。黒髪姫連隊では連隊副長を務める。生真面目で穏和な性格の青年騎士。
アナスタシア・ワークノート卿:キスの家臣。カロン人騎士。黒髪姫連隊では連隊兵站監(兵站及び事務等の責任者)を務める。明るく快活な生活の女性騎士。
クレディア・フレンシア・オブコット卿:キスの家臣。カロン人騎士。キスの旅に同行している。黒髪姫連隊では連隊長副官を務める。短気で厳格な性格の少女騎士。
カルボット:キスの家臣。ラクリア人傭兵。キスの旅に同行している。黒髪姫連隊では連隊本部でキスの護衛兵を務める。経験豊かなおっさん。
モン:キスの家臣。フェリス人傭兵。キスの旅に同行している。黒髪姫連隊では連隊本部でキスの護衛兵を務める。明るく元気な少女。
無名のムールド人傭兵:キスの家臣。ムールド人傭兵。キスの旅に同行している。無名にして素性不明。どうやら女性らしい。
ベアトリス・ルッフェントラップ:キスの家臣。ミハ大学の学生だったが、問題を起こして、キスに書記として雇われている女性。
マシュリー・ピガート:黒髪姫連隊を構成するテリーデン装甲兵中隊の女副長。
アッガス卿:黒髪姫連隊を構成するクライス人銃兵を率いる傭兵隊長。クライスの名族の傍系の出身。
ジャスティン・レーティンガム卿:黒髪姫連隊を構成するグリフィニア胸甲騎兵中隊の中隊長。
【攻囲軍幹部】
アーヌプリン公アンナ・ティーリッシュ・リヌア:前帝国議会副議長。攻囲軍では最高位の貴族。人見知りで気弱な少女。キスとは少し顔見知りで、自軍の前衛隊を任せる。
モラントン伯デルピエ元帥:帝国軍第二軍団長。攻囲軍の実質的総司令官。六〇過ぎの老将。慎重で用心深い性格。
レコー将軍:帝国軍第二軍団参謀長。四〇代後半の将軍。冷静で理知的な合理主義者。慎重派。
コルトグラッツ伯バルトマイン大将:帝国槍騎兵の雄と名高い齢七〇近い勇将。積極攻勢派の代表格。
バッシェンター将軍:帝国軍第二軍団歩兵団長。三〇後半の将軍。頑固で強硬な積極攻勢派。
ファーゼルメッツ方伯:元帝国郵便公社総裁。齢七〇過ぎのご隠居。両派の仲介・調整に奔走する。
ロバート・ユットニール准将:攻囲軍砲兵隊長兼近衛第二砲騎兵連隊長。熟練の砲兵指揮官。キスとは顔見知りで妙に気が合う。
【教会関係者】
ボーティン枢機卿:教会総司教代理にして帝国議会議員。
カールヴィン子爵:教会軍第一管区長。攻囲軍に加わる教会軍の総指揮官。積極攻勢派。
【その他】
ヨハン・ボートゥリッヒ:エレスサンクロス反乱の原因を生み出す説教師。エレスサンクロスの町で堕落し腐敗した教会の改革を訴える。
本章においては非常に登場人物が多いので、簡単にですが、人物紹介を設けることにしました。話を読んでいく一助になれば幸いです。
人物は増える度に追加していきます。