日本語、、、にほんご、、ニホンゴ、、、NIHONGO 日本語の謎?
正確な意味で言えば
日本文字とは
「ひらがな」と、
「カタカナ」しかない。
漢字はもちろん中国文字である、
日本人が発明したわけでもないし、
ただ借用しているだけである。
便利だから借りて使っているだけ、、
ちょうど中世のドイツの学者が
ラテン語を借りて?使っていたようなモノだろう。
彼らはラテン語で執筆し
日常会話は当時のドイツ語だったわけだ。
さてところで日本語の会話というか
音源というか
語源は つまり、、 言葉ですね、
いわゆる「やまとことば」のみが
本来のにほんごである。
いわゆる漢語は日本語ではない。
外来語である。
もちろん漢字渡来以前から日本人は
会話としては
当時の日本語で話していた。
縄文時代も弥生時代も
日本人は当時の「日本語」で会話していた。
ただ、、
それを表記する
文字がなかっただけだ。
異説としては
古代アヒル文字とか神代文字が
漢字渡来以前からあったとする説もあるが、、
まあ、、
少々説得力にはかけるだろうか?
さて、、
漢字渡来後は
もっぱら
漢文で
つまり中国語で
文化人は
思想や歴史・法令などを表記してきた、
漢字は国際語であり
概念とか心理とか法律とか抽象的なことをあらわすには
原始的な具象表現しかなかった当時の日本語よりは
格段に上級だったからだ。
つまり
書写の文字は漢文を拝借して
文語と会話はまったく別だった。
まあこうしたことはたとえば
中世ドイツでは
学者はラテン語で執筆したし
当時の民衆の会話は当然ドイツ語であるのと同様であろうか。
日本でも
素より当時の庶民は
原始日本語の大和言葉の会話のみである。
日常会話は
日本語で
記録するべき文書(思想・歴史・法令)は
中国語(漢文)で
その2刀流が
その後も長く続いた。
平安・鎌倉・室町・江戸までそうだったといっていいだろう。
ところで、、
万葉集などの古代歌謡集は
日本の魂の表現なので日本語(ヤマト言葉)で
しか歌えないから、、
当時はその表記を渡来した漢字の「音」を借りて表記したのである。
苦肉の策で
いわゆる「万葉仮名」を考案してしのいだが、
やがて、、
平安時代にいたり
日本語会話体(ヤマト言葉)を表記するために
ひらがなが考案された。
誰が作ったかは不明というか
自然派生的にでき上ったものか?
カタカナはもとはお経の読解のルビ?用に当時の僧侶が考え出されたものであり、
これは僧侶集団の自然発生的なものであろうか?
漢字の辺やつくりで日本語の音(会話)をあらわしたものである。
さてひらがなは
やがてその便利さで
日本語表記の定番となり
その後はかなと漢字の併用が
常道となったのである。
それが今も続いている。
さて
大きく変わったのが明治だろう。
押し寄せる外来語(英語、ドイツ語)をどう
日本語に翻訳して定着させるか?
そこで
漢語が、、漢字が
流用された?のだ。
ヤマト言葉にはそうした汎用性がないからだ。
ヤマト言葉で、、たとえば
「フェノメノロギー」をどう訳す?
不可能なのである。
ここは漢字で「現象学」と訳すしかないのである。
なぜって?
ヤマト言葉は
日本にしか通じないとても具象的な?
いわば全くのローカル言語だから、
外来語を翻訳などはできないのだ。
先の「現象学」などムリにヤマト言葉で訳そうとしたら
「うつつのきわめのことわり」?とでも訳すのだろうか?
まあこれでは、、無理ですよね?
そもそも、、
『稲搗けばかがるあが手を今宵もか殿のわくごが取りて嘆む』
こういうヤマト言葉で
ドイツ語の医学用語を哲学用語を
明治時代どう訳せようか?
ヤマト言葉ではムリなのである。
で、国際用語?であった漢字という
便利なもので
続々と造語して
日本語訳化したのである。
もともと
漢字は、もともとインド思想である
仏典の翻訳で
実績もあるし造語能力は非常に高いのである。
抽象的表現も多彩だし、
ヤマト言葉は日本人の魂のローカル言語だから国際的な通有性は低いのです。
そして、
漢字は国際言語ですからね。
インド、ペルシャ、ギリシャ、、等の思想の洗礼を受けてますから
抽象語も得意です。
さて今や
かっての漢字に変わって
幅を利かせているのが
カタカナですね。
今の日本は英語とか欧米語が
中心ですから
それを音で書き写せば
カタカナという結論でしょう?
メルクマール、、アッセンブリー、、インデペンデント、、
まあこういう、、ただ音で写し取った欧米語の氾濫ですよ。
パルピテーション?
フェノメノロギー・デス・ガイステス?
何のこっちゃ?
って感じですよね?
まあこれも時代の趨勢
あるい意味
仕方のない事なんでしょうけれどね?
まあ
先祖が
カタカナという便利なものを編み出しておいてくれたおかげで
今や
洋画のタイトルなどと言ったら
カタカナの原音表記一辺倒ですものね?
ためしに、、
いくつか適当に映画サイトから拾ってみましょうか?
「キャプテン・アメリカ・ウインター・ソルジャー」
「デイ・オブ・ザ・デッド」
「アイ・スピット・オン・ユア・グレイブ」
って?
これじゃあ
英語そのままでしょ?
まあこれも困ったものですよね?
英語をタダ音で表記しただけですからね。
さて
それにしても、
これから日本語はどこへ漂流して?行くんでしょうかね?