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未来人が天才を迎えに来たけど自分じゃなかった  作者: summer_afternoon


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「なんか、私、特別コースに行くことんなった」


戻って、いつも一緒にいるメンバーに報告すると、尊敬の目で見られた。

ってか、つるんでる男4人、女3人(自分を含む)のうちの2人は特別コースに既に希望を出している。次期生徒会長の綿貫君とバイオリン姫の九条さん。で、成績ダントツ1位の花園君は、きっと特別コース。


央治(おうじ)はどーする?」


(たちばな)君が花園君に聞いている。ってことは、花園君は申請用紙をまだ出していないってこと?


「オレ、どこでもいーし」


いえいえいえいえ。私が無理矢理コース変えさせられたのムダにしないでよ。


「なぁ、どーせなら、みんなで特別コースにしねぇ?」


橘君は、ピクニックにでも誘うように提案した。マジで?


「おう、そうしよーぜ」


同意したのは、既に特別コースを希望した次期生徒会長。めちゃ賢い。実力があるから気楽だよねー。


「これで3人は特別コースに希望出したんだもんな」


そう言ったのは、名前初登場の鈴木君。通称、鈴P。私よりちょっと成績がいい。つまり、この中で下から2番目。

その鈴Pはまじまじと私の顔を眺める。

すいませんねー。特別クラスにしちゃって。しょうがなかったの。


「でも、そんなに人数取らないんじゃない?」


キッズモデルの三上さんがちょっと不安気。


「毎年10人くらいだっけ」


と確認するかのように橘君。


「でもさ、ニカが入れるなら、みんなも行けんじゃね?」


こらっ、鈴P。本人を目の前に。口を(つつし)みなさい。その通りだけど。


「なあ、ニカ、変更したんだろ? オレ、Aコースに希望出したけど、特別コースに変更してくる」


しゅたっと手を挙げて、橘君が受付の方へ走って行った。あらら。だよね。私が特別コースだったら、みんなだって十分に力あるよね。


「花園君はまだ希望出してないの?」


ちょっと確認してみた。ら、


「あの紙、いつもらったっけ? なくしたかも」


すごっ。天才って謎。



嘘みたいな話だけど、私達仲良しグループ7人はそのまま同じコースに希望を出した。そして、例年10名程度の特別コースは、3月から13名で始動することになった。


不思議に思って神センに聞いてみた。


「あの、花園君って、希望コースの申請用紙出したんですか?」


今日も神センからプリントを5枚ほど受け取りつつ。いらないし。確実に力になってるって分かってるよ。でもほしくない。


「出すわけないよ。書かせた。で、保護者には電話で承諾もらった」


はーっと溜息を吐く神セン。


「お疲れ様っす」


思わず神センを(ねぎら)わずにはいられなかった。


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