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拓磨の驚き

とある酪農系の大学に通っていた拓磨は同級生で同じ名字の小雪(拓磨より5センチ身長が高い)と付き合うことになった。ところが小雪は妊娠してしまう。拓磨は困惑したが小雪は出産を決意し実家から両親を呼び寄せる。

拓磨は小雪の両親の若さに驚くが何と両親は拓磨を責めるどころか頭を下げるのだった。

その訳は小雪と結婚して牧場を継いでくれということだった。

酪農に関心が高く大学まで入ったのはいいがいきなりこれだけのものを提示されて拓磨は困惑した。

そして小雪の両親は拓磨の両親まで丸めこんでもはや結婚以外の道を無くしたのだった。

月日は流れ小雪は長男を出産した。

小雪は仕事の両親に代わり祖父母を呼んだのだが祖父母は何とまだ60歳！拓磨は驚くが小雪は

「うちは早婚多産の家系でそれでいて高齢出産も珍しくないの」

と即答したのだった。

そして結婚式の日、拓磨は小雪の親戚一同を見て思わず言葉を無くすのだった。