凸
「みんな、今から凸するから!」
『いいね』『誰誰~??』
俺はスカイプをかける。
しばらくして繋がると、
『こんばんはぁ~~~!!あらやだ聞こえてるのぉ~~??
もしもぉーし 映像も見えてますかぁ~~?』
映像も映っていて、
そこにはトゥインクルよしえがいた。
手を振りながら笑顔でこちらを見ている。
『出たww』『wwwよしえww』『トゥインクルきたw』
俺のリスナーの反応がすこぶるいい。
よしえさんのこと皆、興味あるんだな。
「もしもし。よしえさん初めまして、ゆたかって言います。よろしくお願いします。」
『よろしくねぇ~~。ゆたか何歳なのぉ~?』
「18です。」
「よしえさん俺の配信で人気なんですよ。だからぜひ凸したいなと思って」
『ほんとぉ~~?ありがとう嬉しいわぁ~~』
軽い世間話をして話を続けていたら、
なにやらよしえさんがしたい事があるらしい。
『わたし~最近、手相にハマってるのねぇ、
ゆたか占わせてくれないかしらぁ?』
「あ、いいっすよ。じゃあ手のひらの写メ送りますね。」
俺は携帯のカメラで手のひらを撮って、よしえさんに送る。
『届いたわぁ~~じゃあ見るわねぇ。』
「よろしくお願いします。」
『ふむふむ・・スター線があるわねぇ』
「スター線って何すか?」
『短い3本以上の線が重なってできてるのよぉ~。幸せな出来事が起こって
人生が良い方向に進む感じよぉ~。人気が出るわねぇ~。』
「え、嬉しい。」
『生命線も問題ないわあ~知能線は短いわね。気が短いのねぇ。運命線は長いわね。』
「運命線って?」
『将来の仕事を含めて人生の流れを占うのよ。ゆたかの場合は運命線が濃くて長いから、
充実した人生を送ってるって自分の脳が判断しているのよ』
「へえー」
『手相見せてくれてありがとう。』
「いえいえ。じゃあ今日はこのへんで落ちますか」
『そうね』
『今日はどうもありがとうねぇ』
「こちらこそありがとうございました~」
よしえさんにスカイプをかける前の視聴者数は2000人だったが、
スカイプを切る前には、視聴者数は2600人になっていた。
視聴者からもらうポイントも順調に集まった。
この1か月で9000ポイント集まったのだ。
あと30分で集計が終わる。
きっと1位になれる そう思ってコーヒーを口に含んだ。




