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登校

 眠りから目を覚ます。

「知らない天井だ」

 いや昨日眠る時に見た天井だけど……やはり戻ってない。胸と股をまさぐる。胸には柔らかい膨らみがあるし、股には何も付いてない。恵玲奈の身体のままだ。夢ではなく現実なのか。寝て起きれば全てが元に戻っているという淡い期待も水泡に帰す。


 顔でも洗ってくるか。俺は一階に降り洗面所に向かう。そこで鏡を見た時に「そういえばあいつっていつも変わった髪の結び方をしてたよな。昨日寝るときにほどいてしまったけどあんな髪型俺には無理だぞ」と思った。


 とりあえず顔を洗い歯を磨き自室に戻って制服に着替えることに。パンツやブラジャーをドキドキしながらつけスカートも履く。それにしてもこのスカート、下が開いててスースーして無防備感半端ないよな。気を付けないと風で捲りあがるし座る時もきちんとおろさないとパンツ丸見えになるし。と考えながら制服に着替え終わった。


 あとは……と部屋を見回すとドレッサーには化粧道具も置いてある。でも化粧なんて今までしたことがないし、あいつがどんな化粧をしてるかなんて全くわからない。見なかったことにした。


 その時「お姉ちゃん、早くご飯食べないと遅刻するよー」下から桃梨の声が聞こえてきた。俺は降りて食卓につく。朝食は昨日の残りのカレーだ。一晩経ったカレーはなぜこんなに美味いんだろう。そんな事を考えながら食べていたら……

「今日からもう授業があるんでしょ。昨日も言ったけど今年は大学受験があるんだから頑張らなきゃダメよ」

 恵玲奈の母親はいう。それにしても恵玲奈は学年トップクラスの成績だったはず。それでもこんなに言われるんだな。こりゃ大変だ……って大変なのは俺なのでは?もし俺がこの身体で成績を落としたら恵玲奈が本来行きたかった大学に行けないって事だぞ。俺が恵玲奈の将来を変えてしまう。考えたら冷汗が出てきた。


 食べ終わった俺は学校に向かうことにした。

「そうだ、早くこの入れ替わり状態を元に戻せばいいんだ。俺が勉強したところで今から恵玲奈クラスの学力なんて身につくわけがないし」そう考えながら自転車を走らせて学校に着いた。

 俺は自転車降りて歩く。なんだか視線を感じる。それも一つや二つではない。なんかちょっと驚いているような表情をしているのが気になる……

 やはり恵玲奈ほどの美人になると皆の視線を集めるんだな。元の身体の時には視線なんて感じたことなかったから。

 ほら、見ろ見ろ美しいだろ、美人だろ中は俺だけどなと自慢げに歩いていたら「ちょっとー!?」という大きな声が聞こえてきて突然手を引っ張られ校舎の裏に俺は連れてかれた。

鳥山明先生のご冥福をお祈りいたします。


次話も来週金曜日に投稿します。

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