第4話-contraindications-
レフィス「フォル、もう出てきていいぞ。」
フォル「うわぁ...なにこれ...」
レフィス「Genesisという禁忌魔法だ。効力は指定された範囲を消滅させるという効力だ。本当は発動者の命が必要だが一時期神だった頃があったおかげか代償が必要なくなったようでな。」
フォル「やめておいたほうがいいよ...っていうかその傷大丈夫?」
レフィス「1000年程で治ると思うぞ。」
フォル「1000年じゃ一緒に冒険できないじゃん!!とにかく休も?」
レフィス「そうだな...」
-移動-
フォル「とりあえずここまで来れば安全...かな?」
レフィス「そもそも我が消し飛ばしたから大丈夫だと思うが...」
フォル「他にも居たかもしれないでしょ?」
レフィス(探知して誰もいないか確認したのだが...)
フォル「昔治癒魔法習ってたんだけどな〜」
レフィス「普通の治癒は...」
フォル「分かってる。え~と...あ、たしか...」
ーーー[]内回想ーーー
[???「一応応用として教えておくけどぜ〜ったいに使っちゃだめだからね?」
(そもそも使えないと思うけど...)
フォル「何ていう魔法なの?」
???「レイフェルっていう魔法で禁忌魔法っていう分類になってて、そもそも禁忌魔法っていうのは...」
フォル(zzz..)
ー数時間後ー
???「っていうそもそもの魔法理論から...って聞いてる?」
フォル「...ふぇ?......えっと...も、もちろん聞いてたよ!!」
???「ならいいんだけど...じゃあさっき説明した禁忌魔法の...」
フォル(zzz..)
ー数十分後ー
???「ってことになるんだよね」
フォル「ふぁ〜...にゃりゅふぉどにぇ...」
???「...」ペチーン
フォル「痛!ちょっと何するの...」
???「勉強中に寝ない。」
フォル「もう終わり〜?」
???「最後に一つだけ。この魔法の代償は、魔法の使用が出来なくなること。分かった?」
フォル「分かった分かった。じゃ~ね〜」
そう言うと人の姿をとるのがまだやっとの子狐は出せる速度で速く走って外へ出ていく
???「あの子いっつも逃げ足だけは速いのがな〜」]