第2話 友達
フォル「 ..レフィスさん?何で泣いてるんですか?
もしかして...私が何かしました...か?」
レフィス「いや...気にするな。」
フォル「目を逸らしてるし...やっぱり私が何かしましたよね...」
レフィス「いや...少し昔のことを思い出してしまってな。
先程は警戒して強くあたってしまってすまなかったな。
一旦落ち着きたいから何処か端の方に行ってもらえるか?」
フォル「う、うん。わかった。」
レフィス(そういえばあの時もこんな感じだったな...)
レフィス「ーーーもうこちらに来ていいぞ」
フォル「うん。じゃあそっちに行くね。」
レフィス「先程は本当に済まなかった。
改めて自己紹介をさせてもらうが我は白龍のレフィスだ。
性別はこの龍の姿ではわからないだろうが女だ。
年齢は...16000歳くらいだな(本当は16724歳だが...)
一時龍王だった時期もあったが今では魔法は覚えてても力はとても失っているから今ではただの白龍だ。
我等にとっては本当に短い時間だがよろしくな。」
フォル「ううん、私こそ急にごめんなさい。
え〜と、私はライアの森の方から来たの。
種族は今は狐だけど一応化狐だから人になることもできるよ!!
年齢はちょうど120歳!
性別は見て分かる通り女の子だよ〜
それでここってどこなんだっけ?」
レフィス「ああ、説明してなかったか。
ここはフォライア大空洞。
創造神の名前から取ったらしい。
おそらくこの地上第5世界では一番広いだろうな。」
フォル「...地上第5世界?」
レフィス「ああ。この世界は低界・地上界・空界・水界・獣界・魔界・天界・神界に分かれていて
地上界・空界・水界・獣界は第5世界まで。
低界・魔界・天界は第3世界まで。
神界は第1世界のみある。
ちなみに数字が小さいほど都会になっているみたいだな。」
フォル「そうなんだ~。知らなかった!!
一旦話を戻すけど出口ってどこにあるんだっけ?」
レフィス「どの出口でもいいなら一番近い所を案内してやるぞ。」
フォル「...でもこの道通れるの?」
レフィス「...っとこれで人の姿をとったから通れるぞ。」
フォル「じゃあ私も!これでおそろいだね!」
レフィス「見た目は違うけどな。」
ー移動中ー
レフィス「そういえばフォルは何処へ行くのか?」
フォル「特に決めてないんだよね~
旅?みたいな感じかな〜。
あ、レフィスも来る?」
レフィス「...我もついていってもいいが。」
フォル「やった〜ありがとう!!
それじゃあもう友達だね!!レフィスちゃん。」
レフィス(友達...か)
「...まあ、好きにしろ」