人物紹介 201話時点
201話『チェスとゴーレム』時点での登場人物一覧です。
読み進めていない方にはネタバレになる可能性もありますのでご注意ください。
■サラ・グランチェスター (8歳)
主人公で転生者。
青みが掛かった銀色の髪と宝石のような蒼い瞳を持つ美少女。
身分違いの恋で駆け落ちした両親から生まれたため、7歳まで平民として育つ。
両親が死亡したため祖父であるグランチェスター侯爵に引き取られ、王都のグランチェスター邸に連れてこられたが、平民の身分であるため、同居していた従兄妹たちにイジメられていた。
池に落ちたことで水属性の魔法を発現。その後、自分が全属性であることを知る。
妖精と友人になったため、妖精の恵みを受けている。妖精の力を借りて年齢操作が可能なのだが、勝手に魔法少女っぽいと思っている。
ワーカホリックだった前世の記憶があるせいで執務能力が高い、全属性の魔法が使える上に妖精の友人が居る、音楽の能力が高い、前世のゲームの影響で何故か双剣が得意……この時点でお腹一杯のチート。
ただし、絵画の能力は皆無で、絵を描くとシュールレアリスム的なナニカになる。
愛馬はヘスティア種で名前は『デュランダル』。サラとは意思の疎通が可能。デュランダルも転生経験があり、中身がオッサンっぽく下ネタも話す。
■宇野更紗 (享年33歳)
主人公の前世。故人。
大手商社勤務のバリキャリ。出張から帰国した日、空港から自宅に向かうタクシーで事故に遭い死亡。
喪女ではなかったはずだが、仕事が楽しすぎて恋愛を後回しにした結果、おひとり様の時間が長い。
趣味は仕事、移動中にラノベやコミックを読む、出張先で古い城や街並みを見るくらいしかなかった。お酒は結構好きだったかもしれない。
作中には登場しないが仲の良いゲーマーな弟がおり、実家にいる間は一緒にプレイすることもあった。基本的に仕事が忙しいので格ゲーや狩りゲーが中心。地味にイカゲーも好き。
ワーカホリックではあるが、米国留学時代に『質のいい仕事をするために健康は大事』という考えのホストファミリー夫婦に感化され、毎朝のジョギングとスポーツクラブ通いを習慣にするようになった。
当然、質の良い睡眠や食事の重要性も理解しており、自炊もきちんとする。
28歳の時、都内に2LDKのマンションを購入。これが縁遠くなった理由?
■アーサー・グランチェスター(享年26歳)
サラの父。故人。
金髪に蒼い瞳を持つイケメン。
グランチェスター侯爵家の三男で騎士爵だったが、駆け落ちしたため身分を捨てている。
兄のロバートからの支援もあり、国境近くにある街で商店を経営していたが、仕入れの途中で死亡。
未確認情報ながら、金で雇われた野盗に襲われたらしい。
初恋は後に兄嫁となるエリザベス・ロッシュ
■アデリア(享年25歳)
サラの母。故人。
青みがかった銀の髪と翠色の瞳を持つ美人。
家族に反対されつつもアーサーと付き合っていたが、サラを身籠ったためアーサーと駆け落ちした。
夫が死亡したことで生活苦に陥り、女手一つでサラを育てるべく奮闘するも、身体を壊して夫の後を追うように死亡。
父親と一緒にアヴァロンにやってきた外国の商人の娘だと思われていたが、実は沿岸連合の一つであるフローレンスの元王族。
フローレンスはクーデターで共和国となったため、フローレンスの王族はジェノアへ亡命して商会を設立した。アデリアの両親は亡命した元王太子と王太子妃であった。
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妖精たち
■ミケ
サラの妖精の友人。時を司る。
普段は小さな三毛猫の姿を好んでいるが、人型になることもある。
酒好き。
■ポチ
サラの妖精の友人。植物を司る。
緑色の犬の姿を好んでいるが、こちらも人型になれる。ただし、あまり好きではないので基本的には犬でいる時間が長い。
■セドリック
サラの妖精の友人。情報を司っているため、妖精の中では珍しく古い記憶を保ち続ける。
眷属を作り出し、王都を中心にさまざまな情報を収集する。
人型、特に30歳前後の執事の姿を取ることが多いが、眷属と同様に見た目の年齢操作は得意。黒豹の姿になることもある。
情報収集のためさまざまな場所に眷属を送り込んでいる。
■フェイ
レベッカの妖精の友人。分析と解析を司っているため、セドリックと同じく古い記憶を保ち続ける。
子供のような人型に羽根を生やした姿を取ることが多い。
■ノアール
ブレイズの妖精の友人。時を司る。
普段は黒い狼の姿をとるが、人型にもなれる。
かつては血の約定によりオーデル王と代々友人になっていたが、ブレイズとは血の約定を交わすことなく友人となった。
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秘密の花園の乙女たち
■レベッカ・オルソン(27歳)
サラのガヴァネスで、オルソン子爵家令嬢。
明るいブロンドにグレイがかった蒼い瞳を持つ。
グランチェスター家の三兄弟とは幼馴染。
ロブと婚約したので、もうすぐ「レベッカ・ディア・オルソン・グランチェスター」になるはず。
妖精の友人を持つため、見た目は10代後半から20代の前半。
美人さんすぎて隣国の王子に無理矢理側室にされそうになった過去アリ。
愛称は「レヴィ」、「小公子レヴィ」、「男を破滅させる女」、「傾国の美女」などさまざま。
実は音痴。
愛馬は『ロヴィ』
■アリシア(17歳)
錬金術ギルドのギルド長テオフラストスの娘
女性であるためアカデミーに通えず、正式な錬金術師としてギルドに登録はされていない。
過去に性別を誤魔化してアカデミーの試験を受けた経験があり、あまりの成績の良さにアカデミーへの女性入学を認めるかの議論に発展したことがある。(結局、国王の判断にて却下された)
当時を知るアカデミー関係者からは、「アリスト師」と呼ばれている。
時折、暴走した錬金術師の面を見せる
魚の姿をした妖精の友人がいるが、魔力が足りず名づけはできていない。
■テレサ(17歳)
アリシアの友人で鍛冶師
女性であるためギルドには未登録だが、アリシアの蒸留釜を作った。鍛冶師の父が亡くなったことで鍛冶師の依頼が来なくなったため、農家の手伝いなどで生計を立てていた。
蒸留釜作成とサラの武器を作成する依頼が舞い込んだため、農家の手伝いは今依頼されている分だけになるはず。
鍛冶師としての能力は父譲りであり、実は武器を作る方が得意。
赤い小鳥の姿をした妖精の友人がいるが、魔力が足りず名づけはできていない。
■アメリア(19歳)
薬師ギルドの副長アレクサンダーの弟子である薬師
女性であるため薬師ギルドには未登録だが、薬師としての能力はアレクサンダーのお墨付きのレベルである。
絵画スキルが高いため、資料に必要なスケッチが大変素晴らしい。
さまざまな効能を持つハーブティはメイドたちにも大人気。
現在は化粧品を開発中で、侍女やメイドたちからのイーグルアイに怯えている。
馬の上半身と魚の下半身を持つ妖精の友人がいるが、魔力が足りず名づけはできていない。
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学友
■スコット・グランチェスター(13歳)
グランチェスター騎士団団長ジェフリーの息子
赤い髪と緑の瞳を持つ。
父親譲りの剣術で同世代では負けなし。そのせいで少し天狗になっていたが、サラにポッキリ鼻を折られる。
剣に勉強は必要ないと思っていたが、騎士には知識が必要とサラに諭されて必死に勉強した結果、とても成績が良くなった。
サラのことが好き
真っ赤なトカゲの姿をした妖精の友人がいるが、魔力が足りず名づけはできていない。
グランチェスターの傍系であり、母の祖父も侯爵であることから魔力量もそこそこなので、そのうち名づけできる可能性は高い。火属性の魔法を発現している。
愛馬は『ディムナ』
■ブレイズ・グランチェスター (10歳)
グランチェスター騎士団団長ジェフリーの養子。スコットの弟。
黒い髪と赤い瞳を持つ。
狩猟場を襲撃した傭兵団の下働きとして奴隷のような生活を送っていた。
森に潜伏していた際にベンジャミンに発見され、慌てて火属性の魔法を暴走させたことで森林火災が発生した。
サラと一緒に魔法を訓練しているため、魔法の制御能力はかなり向上している。
ソフィアの姿をしたサラに一目惚れしたが、その正体がサラと知っても相変わらず好き。
亡国の王族の末裔で潜在的に全属性の魔法適性を持つ。
生まれた時の名前はノアール・アンリ・オーデル。
妖精の恵みを受けている。
愛馬は『アルヴァ』
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グランチェスター領の文官/武官
■ロバート・ディ・グランチェスター(30歳)
サラの2番目の伯父。騎士爵。グランチェスター領の代官。
ヘタレだが長年の片思い(?)を脱し、なんとかレベッカと婚約までこぎつけた。
愛称は「ロブ」
■ジェームズ (26歳)
グランチェスター領の会計官。前任者が横領で夜逃げしたため、急遽昇進した。
婚約者がいるが、仕事が忙しすぎて結婚準備の時間が取れていない。
■ベンジャミン・ウォルト (28歳)
グランチェスター領の補佐官。前任者が逮捕されたため、ジェームズと一緒に昇進した。
ウォルト男爵の甥。グランチェスター領の書類フォーマット(グランチェスター様式)を策定
■ポルックス(25歳)
グランチェスター領の農業担当文官。
■カストル(24歳)
グランチェスター領の商工業担当文官。
■ワサト(23歳)
グランチェスター領の文官で、ポルックスの部下。
小麦の収穫量を予想する方法を発見する。
論文執筆中。
■ジェフリー・ディ・グランチェスター(36歳)
ウィリアムの甥。スコットの父。レベッカの剣の師匠。
騎士爵でグランチェスター騎士団団長。父親はウィリアムの弟。
愛称は「ジェフ」
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グランチェスター家
■ウィリアム・マディス・グランチェスター (53歳)
サラの祖父。グランチェスター侯爵。
妻とミケに呼ばれる愛称は「ウィル」
■エレオノーラ・マディア・エイムズベリー・グランチェスター(享年36歳)
ウィリアムの妻でサラの祖母。グランチェスター侯爵夫人。故人
夫から呼ばれる愛称は「ノーラ」
■エドワード・ディ・グランチェスター(33歳)
サラの1番目の伯父。グランチェスター小侯爵
ヘタレでムッツリ
『貴族至上主義の下種野郎』と罵られて地味に落ち込み中。
妻の散財を止められず、現在借金大王(サラから借りている)
愛称は「エド」
■エリザベス・ディア・ロッシュ・グランチェスター(31歳)
エドワードの妻。グランチェスター小侯爵夫人
金褐色の髪と若草色の瞳を持つ
こちらも貴族至上主義でゲスゲスしい振る舞いが多いが反省中(?)
後継ぎ(のはず)のアダムを甘やかしている
愛称は「リズ」
■アダム・グランチェスター(14歳)
エドワードの長男。エロガキ。
ちょっとだけサラのことが気になっているが、14歳でサラにロリコン扱いされているが、13歳でセーフなスコットとは1歳しか違わない。
勉強をサボり過ぎてアカデミー受験のタイムリミットが迫っているにもかかわらず、成績がとても残念。
グランチェスター領で平民に混じって強化合宿することになった。
コーデリア先生を尊敬している。
■クロエ・グランチェスター(12歳)
エドワードの長女。
金褐色の髪と淡いブルーの瞳を持つ。
ただのワガママ令嬢だと思われていたが、意外と考えるタイプの令嬢であった。
ソフィア商会に服飾部門を作らせ、自分で流行を先導しようと画策中。
そのうち美容部門にも口を出すと思われる。
■クリストファー・グランチェスター (10歳)
エドワードの次男。
兄と姉の真似をしているだけの考えなしと思われていたが、単に面倒なことを避けるために目立たないようにしていただけだった。
それなりに頭が切れる上に、好きなことには凄く熱心。特にチェスが好き。
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ギルド関係者
■テオフラストス(45歳)
グランチェスター領の錬金術師ギルドのギルド長でアリシアの父であり師匠。
過去に名を馳せた錬金術師パラケルススの曾孫。暴走した錬金術師の面を持つ。
王都以外の錬金術師ギルドは、グランチェスター領にしかない。
親馬鹿だと思われがちだが、錬金術師の師匠としてはめっちゃ厳しい。
■アレクサンダー(32歳)
グランチェスター領の薬師ギルドの副長。アメリアの師匠。
20歳で薬師として独立した際、近所に住んでいたアメリアの一家があまりにも貧しかったので薬草取りを依頼するようになった。
アメリアは10歳頃からアレクサンダーの助手を務めるようになった。
■ジャン(43歳)
冒険者ギルドのギルド長。40歳の頃からギルド長を務めている。
登録はA級冒険者だが、最近はギルド長の仕事の方がメイン。
恐妻家で妻も冒険者。夫婦喧嘩(口喧嘩ではなく物理)で勝ったことが無い。
■コジモ(58歳)
商業ギルドのギルド長
自身も主に織物を扱う商家の当主であった。
ギルド長就任と共に当主の地位を息子に譲ったが、いまだに発言力は強い。
息子は平凡だが、優秀な孫に期待している。
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グランチェスター家の使用人
■マリア (13歳)
サラの専属メイド。
現在は侍女教育も受けているため、将来はサラ専属の侍女になる可能性大
■ジョセフ(58歳)
グランチェスター城の家令
代々続くシノビ一族の取りまとめ役
■イライザ(35)
執務メイドのトップ。ジョセフの娘
シノビ一族の次期トップ
■リチャード (27歳)
グランチェスター侯爵の側近
■ヘンリー (29歳)
グランチェスター侯爵の側近
■ジュリエット
音楽室担当メイド
本来は音楽室だけを担当するメイドなどはいないはずなのだが、普通の業務がへっぽこ過ぎた。
クビにならなかったのは心の底から音楽好きで楽器の取り扱いが誰よりも上手だったため。
(一芸で生き残っている)
音の出る箱に録音する際、サラのヴァイオリンに合わせてピアノ演奏をしている。
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アヴァロン王家
■国王(62歳)
10年前、ロイセンのアドルフ王子の暴挙に憤った人。
アドルフ王子の粛清によって、ロイセンから隣接地域を割譲され、戦争もしてないのにちょっとだけ領土を増やした。
そのため和解金の半分をレベッカに渡しており、王都近くにレベッカ用の領地とレベッカの将来の夫に子爵位を用意した。
■王妃(59歳)
10年前、アドルフ王子に嫁ぐ予定だったレベッカに王子妃教育を施した。
レベッカのことは実の娘のように可愛がっているが、王子妃教育は超厳しかった。
王太子と第二王子の母
■王太子(38歳)
国王の長男。そろそろ父王が譲位するかなぁと思っている。
■第二王子(30歳)
国王の次男
■アンドリュー王子(17歳)
王太子の長男
■第二王子の息女(5歳)
男子が多いアヴァロン王家の貴重な独身王女。しかしまだ幼女
■国王の妹姫(51歳)
アヴァロン王家の独身王女ではあるが、2回の結婚歴がある。
一人目の夫は戦争で死亡、二人目の夫は病で死亡。
美魔女と評判らしく愛人も多い。
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ロイセン王家
■第一王子
第二王子の巻き添えで10年前に死亡
■第二王子 アドルフ
かつてレベッカを強引に側室にしようとした
ただし側室としてレベッカを召し上げる前に粛清されて死亡
■第三王子
妻が第二王子に襲われたことを恨みに思い、粛清を決行した人物。
王妃が王以外の男性との間に儲けた子
粛清実行後、自身が王の子ではないことを明かして王位継承権を放棄
■国王
3人の王子の父親。ほかにも姫が2人いるが、既に嫁に出ている。
■王妃
第三王子の母。護衛騎士と密かに一線を越え、第三王子を身籠る
■王太子ゲルハルト(28歳)
国王の甥(父親が国王の弟)
第三王子による粛清の後、第三王子が王太子に推薦
政略結婚で嫁いできた幼い妻を病気で亡くし、現在は婚活中
■王太子妃(享年15歳)
ゲルハルトの最初の妻。幼かったため白い結婚のまま病死
沿岸連合の一つであるサルディナの姫
便宜上『姫』と呼ばれているが、サルディナは共和国なので正確には姫ではなく令嬢
サルディナは旧王家の血筋を持つ3つの家が勢力争いをしており、ゲルハルトの妻が亡くなった後に次の候補を選出できなかった。
なお、沿岸連合に加盟する他国もゲルハルトの妃候補を立てる動きがり、互いに牽制し合ったため、ゲルハルトはアヴァロンで嫁を探すことにした。
■第三王子妃(故人)
第二王子に乱暴されたために自死
沿岸連合の一つであるロンバルの王女
■第三王子の娘
母親が亡くなったときには幼児だった。
第三王子を推す一派から担ぎ上げられそうになっている。
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開拓村(後のバレイ村)
■ジェイド(43歳)
麦角菌が発生した開拓地のまとめ役
■エルザ(40歳)
ジェイドの妻。開拓地の真の実力者
■アイン(38歳)
ジェイドたちの開拓地を含む地域の徴税官
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その他
■トマス・タイラー(19歳)
スコットとブレイズの家庭教師。最近ではサラの勉強も見ている。
本が大好きで、乙女の塔にある図書館をパラダイスだと思っている。
経済学を専攻し、王宮文官となったが、イケメン過ぎる容姿のために女性関係のトラブル(女性がストーカーになる)によってスコットの家庭教師になった過去を持つ。
そのせいで、顔を前髪で隠していることが多い。
乙女たちは男性の容姿にあまり頓着しておらず、図書館への出入りも気軽に許可されて逆にびっくりした。なお、グランチェスター城の使用人たちは比較的イケメン慣れしているので、トマスの容姿にもそれほど動揺はしていない。
まだ幼児のサラに本気で恋をしているが、ロリコンと言うわけではなく、内面に恋をしている模様(た、たぶんそのはず!)
■ダニエル(27歳)
ソフィアとしてのサラの個人護衛(ただし通い)。独身
元グランチェスター騎士団だが、怪我で退団後に個人の護衛などをするようになった。
ジェフリーのことをいまだに団長と呼んでいる。
ソフィア姿のサラが好きだったりもするが、恋愛というより敬愛に近い(と本人は思っている)
■フラン(22歳)
鍛冶師。テレサの父の弟子で、テレサの兄弟子。
曾祖父はパラケルススのために蒸留釜を製作した鍛冶師だった。
テレサの父が亡くなったため、別の工房で働きつつ自分の工房を持つため貯金中。
独立したらテレサにプロポーズする気でいる。
■トニア・ハーラン(45歳)
フランの母。大きなエルマ畑を持つハーラン農園の農園主で、エルマ酒造りの名人。
祖父は先々代のハーラン子爵、父親は騎士爵であったため、幼少期にはガヴァネスから教育を受けている。
父亡き後、遺産で潰れかけたエルマ農園を買い取り、領内でも指折りの農園へと成長させた伝説の女傑。
鍛冶師の旦那と結婚し、二男をもうける。長男は嫁を取っており、嫁もエルマ酒を作るのが得意。
■シンディ (23歳)
ジェームズの婚約者。ガラス職人
■コーデリア(46歳)
元男爵令嬢。商家に嫁いだが、子供が出来なかったために離婚。
実家からも籍を抜かれて平民となる。
下働き女性が集まっている集落で、子供たちに初等教育を施している。
ジェームズやシンディの恩師。
トニアとは幼馴染
■ヘレン(55歳)
下働き女性が集まっている集落のまとめ役
鍛冶師の下働きをしている時に怪我をしたため、足を引きずっている
■キャサリン(32歳)
元レベッカのメイド。愛称はキャス
夫がグランチェスター領の文官で横領に関与していた
横領が発覚した際に夫はキャスと娘を置いて逃亡したため、置き去りにされた。
下働き女性が集まっている集落に落ち着いている
■マット
シンディの父。ガラス職人。
■ティム(故人)
シンディの祖父でマットの父。ガラス職人。
■ジェイン・ブロンテ・ロチェスター
クロエのガヴァネス。先代のロチェスター子爵夫人
コーデリアとトニアの幼馴染の一人
実家のブロンテ男爵家はジェインの持参金を用意できない程貧乏だったため、ジェインは王宮で侍女として働いていた。
亡き夫の後妻として30歳を超えてから、先代のロチェスター子爵と結婚。
貴族には珍しく恋愛結婚で、先妻の子である現ロチェスター子爵とも良好な関係を保っている
■ウォルト男爵
グランチェスター家の分家筋にあたる貴族家の当主。狩猟場の管理を任されている。
ベンジャミンの伯父
■ウォルト男爵令嬢
サラの大人になった姿のファンで、ソフィアに騎士服もどきを着せた人物。
ベンジャミンの従兄妹
■ロニー
グランチェスター家の所有する牧場の責任者
■ブランシュ姫
オーデル王国の最後の姫でブレイズの母。故人
■シャルル公子
オーデル王国の公爵子息でブレイズの父。故人
ブランシュ姫とは従兄妹同士
■ラスカ男爵
未亡人になったアデリアを妾にしようとした。
サラを引き取り、将来の妾にすることも考えていたらしい。
チゼンと結託してアーサーを暗殺した疑いがある。
■チゼン
商人。アーサーの商売敵だった。
アデリアを妾にしたいラスカ男爵と結託してアーサーを暗殺した疑いがある。




