表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アカイソラ  作者: 堊慇
2/4

2:第一印象は大切に



「ここかぁ〜」


 少女は扉の前に立って言った。




 ここは五大大国の1つ、ヴァーレ。五大大国とはその昔、神に仕えた5人の使者に与えられた国で、今でも他の国に多大な影響を与える大国である。

 ヴァーレ王には代々、何故か平和主義者が多いみたいで、他の五大大国に比べ軍事力はあまり発達していないが、その分、商業が発達した国で、人々は安定した暮しを送っている。

 そして、ヴァーレ城の城下には世界一と言われる学園都市、ヴァーレ学院がある。魔術、剣術、武術、錬金術、……などを学びたい前途ある若者が、世界中から集まってくることで有名である。

 城の周りを囲うように位置する学院は、城を守る防壁としても役立っている。そこには、優秀な者が兵士兼教師として働いている。




 最初に戻るが、今少女は扉の前に立っている。



 ここは学院から少し離れた場所にある¨なんでも屋 in THE ビル¨というお店。道行く人がその名を見て、ダサっという印象を受けることは確実であろう……

 もちろん、このお店はビルじゃない。ビルというものはこの世界に最近、五大大国の1つ科学の国¨ラクトス¨にできた1つだけである。ちなみに、ラクトスにビルができる前のこの店の名前は¨なんでも屋 in THE キャスル¨である。

 もちろんこの店は、ビルでもなければ城でもない。ただの2階建の木造建築である。1階が車庫のような倉庫で、外にある階段を登った2階がお店になってる。ちなみに少女の目の前にある扉は引き戸である。

 この店の前の道は舗装されてなく(この世界ではコンクリートやアスファルトの道はほとんどなく、土か石畳の道が普通)、砂埃で看板は汚れ、いかにもうさん臭そうな雰囲気である。




 そんな店の前に立っている少女の名は¨レナ・エヴァル¨。16歳である。

 髪は赤く、肩までもない程の長さ。くりっとした目は緑色で、全体的に顔は可愛い。

 身長163cm、胸は平均的な感じだか、ウエストはくびれていて、スタイルはいい。

 腰に銀色の銃を2丁ぶら下げている。

 彼女はヴァーレ学院の特別科の生徒だ。

 ヴァーレ学院には魔法科や剣術科、銃術科など、自分が習う科に別れて勉強する。

 特別科は珍しい能力、特別な技、変人などの他の科では授業できない人が集まる場所である。




 彼女は友達の情報でこの店に来たのだが、いかにも怪しい感じだったので少し戸惑ったが、友達を信じ、ノックをしてみた。



「はぁ〜〜い」



 中から若そうな女の声が聞えた。そして、廊下を走ってくる音が聞えたかと思うと、すぐ扉が開いた。

 すると、目の前に笑顔の女の人が現われた。髪は灰色で長く、瞳も灰色だ。顔はとても美人でスタイルも良く、胸もレナとは比べるのもおこがましい程だ。まだ年齢は若そうだが、大人の魅力満載のセクシーお姉ちゃんという感じだ。

 彼女はレナを見ると、さっきまでの笑顔が顔から消え、なんだか不機嫌な顔になった。


 レナは挨拶してないから不機嫌なのかなぁと思い、急いで頭を下げて、

「レナ・エヴァルです。依頼に来ました!」 と、元気良く言ってみたが、彼女の顔は不機嫌なまま、レナの顔を舐め回すかのごとく見ると、ますます不機嫌になっていった。



「あのぉ……依頼……」


「悪いけど、若い女の依頼は受けないの!!」



 彼女はキッパリ言い放つと、引き戸を閉めようとした。しかし、レナは足を引き戸の間に素早く入れて、それを防いだ。



「なんでダメなんですか!?」



「だ・か・ら!若い女は嫌なの!無理なの!」



「そんなこと言わずに、依頼受けて下さいよ!」



「ダメ!!依頼は受けないの!さようなら!」




「おい、カミナ!!いつも言ってるだろ!客を勝手に返すなって」



 レナの後ろから不意に聞こえる声。振り向くとそこには男が立っていた。瞳は血のような紅色。髪は短めのツンツン頭で、髪色は雪のように白い。顔はかなりの美形で、体付きは細身で引き締まっている。身長は180以上は確実にあるであろう。

 街をあるけば、きっと何人もの女の子からの声を掛けられるであろう。




 そんな男性がレナの目の前で………




 パンツ一丁で立っていた。





 最近はたまに時間が空くので、少しずつ書いていくつもりです。



 倉田家の日々は書いてる途中で行き詰まったので、休みます。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ