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1:始まり
更新はゆっくりです。あまり期待しないで読んでくれると嬉しいです。
少年は悲しんでいた………
その瞳は空のように青く、その髪は雲のように白い少年……
彼の瞳の空からは、雨が降り注いでいた。
少年は絶望していた………
神の使いが、目の前で母や父、そして村の仲間達の¨大切なもの¨を奪い、殺していく………
少年は憤怒した………
少年を中心に、村を覆うように黒い半球が広がった。そして、それが消えた時、そこには少年しかいなかった………
少年は決意した………
強く生きることを……
みんなの分も人生を楽しむことを……
そして、いつか神を殺し、¨大切なもの¨奪い返すことを……
少年は村を出た………
いつの間にか、少年の空の瞳は赤く染まっていた……