レイシルと投擲術 ー修行編ー
申し訳ありません。時間の関係上、レイシル覚醒は先送りです。
能力測定から一ヶ月が経ちやっと言葉が喋れるようになったレイシルです。
俺には魔法などの才能が無いのだがステータスは努力だったり身体の成長で上がるが
才能が無ければ魔法などは使えない。勿論例外はある、生活魔法などの魔法はどんなジョブでも
魔力さえあれば使用する事ができる。
ここでジョブとスキルの関係について本などで学んだことを
まとめてみよう。
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【ジョブ】によって固有スキルが存在し、また先天的なスキルによってなれるジョブが変わる。
例えば、魔法のスキルがあれば村人のジョブだろうが『魔法使い』になる事が出来る。
そして後天的な修行で得られる『剣術』があれば『聖騎士』になれる、っとこんな感じだ。
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まあ俺には魔法スキルなんてものは無いのでジョブなんてのはどうでもいいわけだ。
でも、そんなのんびりした事はいってられない。この世界には、モンスター、魔獣と呼ばれる存在がいるからだ。この2つの違いは魔力を持つか持たないかの違いで、圧倒的に魔獣の方が強いらしい。
という以上の理由から強くなる必要があるという事だ。
強くなる事が難しい村人の俺は今のうちから何か強くなる術を持っておきたい。
そこで俺が目をつけたのが村人の固有スキル【投擲術】だ。
固有スキルはそのジョブがつく者なら誰でも使う事ができるスキルだ。
例えば、勇者のジョブなら魔獣に相性の良い【聖魔法】が習得出来る。
その、ジョブに着いてレベルを規定まで上げれば習得する事が出来る。
今確認されているものの最大は、勇者がレベル95の固有スキル【聖王魔法】。
商人がレベル50の【商王の心眼】。聖騎士だとレベル85の【召喚 聖剣】などで
そのジョブによって固有スキルの強さは変わってくる。
そしてその固有スキルにもレベルがあり、10までだと考えられている。考えられているという表現なのは今までの最高のレベルが勇者のレベル9だからで、レベル9で剣術なら達人と呼ばれる領域。
魔法なら小国を3で壊滅させられるレベルである。
しかし、村人の【投擲術】は物を投げたりといった行動に補正がかかるだけという
スキルのため今までレベル2までしか確認されていない。しかも、レベル2の固有スキル補正が
『命中率小UP』だけという誰も欲しがらないスキルである。ちなみに固有スキル補正というのは
固有スキルのレベルが上がるにつれてその系統の行動に補正が付く事だ。
と、いう事で修行してみよう。固有スキルというのはその系統特定の行動をとる事によって
レベルを上げる事ができる。と、いう訳で取り敢えず石を投げてみると、
ーレベルが上がりましたー
おそらく投擲術のスキルが上がったようだ。次に投げた石は体の動きがすこし良くなって
投げるスピードと石の飛んだ距離がすこし上がった、といっても幼児の体なので70センチ程しか
変わらないが。