午後七時の男(四百文字お題小説)
お借りしたお題は「午後七時。駅前。」です。
渋谷駅近くで一人の女子高生が殺された。
友人達の証言によると被害者は売春をしていた。
捜査を進めていくと、彼女には売春仲間がいる事がわかった。
更に彼女達を事情聴取したところ、ある男が捜査線上に浮かび上がり、行方不明と思われた三人の女子高生もその男に殺害されている可能性が出て来た。
殺害現場に残されていた「午後七時。駅前。」というメモ。
彼女達の間では「午後七時の男」として上得意だったらしい。
金払いも良く、食事を奢ってくれたり、クラブやカラオケで遊ばせてくれたりしたという。
女子高生達は男が何故凶行に走ったのか見当がつかないと語った。
「渋谷の切り裂きジャックか?」
スポーツ新聞が事件を煽るような見出しで記事を掲載した。
「先生、お題一つでよくそこまで妄想が膨らみますね? そのうち事件起こしたりして」
編集者が冗談交じりに言った。
私は彼を飲みに誘う事にした。下手な事を喋られる前に口を封じた方がいいと思ったから。
無理矢理感満点でした。