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そして夜が明けた‥

 美味い酒に有頂天に飲んで呑んで気がついたら草むらで寝ていた


 「‥ヴォエッ」流石に呑みすぎた、、、師父はどうやらとっくに旅だったのか、美さんは?

二日酔いながらも辺りを見回す


「お、ようやくお目覚めかい」近くの岩場で何やら作業をしていたようだ


「美さん‥あんだけ呑んで気分良さそうですね」

なんか肌艶も良くないか?


「ふっ、私も流石に50度の酒一升はくるよだからほれ、」椀に暖かくていい匂いがする汁を渡してくる。


「あ、黄連解毒湯(おうれんげどくとう)だ助かります。」二日酔いには色々試しているが師父や美さんが作る漢方は本当に効くから有難い。



二人は昨夜の百薬の長を解毒するため暫し黄連解毒湯で一息つくのであった





 ~それからそれから~



「よし、八仙よこれから奴に代わって稽古をつける覚悟は良いかのう?」


 美さんの修行は師父とはまた違った過酷なメニュー揃いだから覚悟はあるさだから‥


「ご指導宜しくお願いいたします!が、少し難易度下げてくれると僕は嬉しいかなあ」

「ふむ、、、宜しい!ならばとっておきの場所に連れて行って殺ろう!クックック」


 不適な笑みに最後が若干イントネーション違ったような気がするけど‥超嫌な予感がするなあ(白目)


「まあ大丈夫、おぬしはギリギリ死なない程度の修練場に案内するからのう?」ニヤニヤ


 くっ、、、つまり瀕死確定ですかこのやろー。


「えっと美さんが稽古をつけてくれるんですよね?」


「無論じゃ、がしかし!私以外の者にも参加して貰うことになっておるから」


「え?美さんに師父以外にこの日本で知り合いっていらしてました?」


「八仙、私は確かに日本に来て関東の守護を任されていてあいつ以外の同志とは関わっておらんがな」「じゃあ仙人じゃあない方ですか?」たまに野生の動物いわゆる「(物の怪)」と手合わせして頂ける機会もあるしねでも此方が弱いと解ると食らう気満々になるんだよなあ‥


「んにゃ、違う大陸の方から呼び出したんじゃ」


「つまり大陸の仙人(大先輩)をわざわざこの辺鄙な島国の山奥に呼んだのですか!?」


「うむ感謝しろ私のあnいや、師をお呼びしたのだからのう?」


「美さんの師!?」え、俺確実に手合わせしたら死ぬのでは?大陸の仙人て基本殺しに掛かってくる狂仙人(バーサーカー)って大陸出身の貴女(美さん)と師父が仰ってましたやん!


 「じゃあ約束した場所に案内するからのう~♪」

 ねえ?何でそんなに上機嫌なんですか美さん?


 鼻歌交じりで歩く彼女の後ろで恐怖と呆れと不安に苛まれるは付喪仙流八代目であった


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