天上より降りました
さて、女酒仙の何仙姑さんを近くの村の診療所へ入院させ、賭博場に帰路へ着く道中目映い光が天上から降り注がれたかと思えば、目の前に七色に輝く羽衣を纏った天人様がお二人現れた。
『失礼、邪仙人の付喪7代とその弟子と見受けられる』
「はいそうです」
「天上の御方がわざわざ下界に降り立つとは例の手配書の咎人のことですか」
『そうだ我ら天上より降りもうしました下界の秩序を統べるものの使いです』
天界がまだ下界と分かれていない頃、神々が大きな戦争をした秩序は荒れ果て後に神々が残した遺物で人々は大地を血で濡らした。
まあ、天上の神々は下界に生きる全てのものを視ている。
仙人界隈の手配書を発行しているのも天界なんですわ、、手配書に載ったら最後地の果てまで追いかけて地の底に沈められる。
『何仙姑は何処に?』
「近くの村の診療所にて点滴打ってます」
『礼をいうでは、諸々の執行を致しますので報酬は後日お送りさせていただきます』
『私たちはこれで』
「「お疲れ様です」」
あらら、何仙姑さん捕縛されちゃった。
「師父、報酬楽しみですね!」
「そうだな仙薬の材料だと尚嬉しいがなおそらく純水か純金や水銀、仙桃の詰め合わせとかだろう」
「それでも全部錬丹術で仙薬作れるじゃないですか」
「まあな」
西洋の錬金術師は宝石を媒体に霊薬や新たなものを生み出すが、此方東洋の錬丹術師は金や銀等貴金属を媒体に仙薬や不老不死の薬を精製する。
どちらの調合式でも100%純水は必要不可欠で今の時代なら金で変えないこともないが大変貴重である。
水銀や仙桃は云わずもがな仙薬の調合で幅広く使用される。
まあ、一般人が服用すると猛毒だけれどね。




