長船さんのメンテナンス
「ご主人様、そろそろ…」
「うむ…まだ良くないか?」
庵の中、師父と僵尸の長船さん。
「いいえ、そろそろ札の交換してください」
「でもなあ少し字をが汚かったり曲がったものだとお前暴走するじゃないか」
お札はバランスよく綺麗に書けば書ける程効果が出る。
「ストックは?」
「予備の札はいつぞやの博打で八仙に持ってかれた…」
「では書いてください!」
「やれやれ面倒だ…一回八仙にまだ余ってないか聞いてみるか」
「もう深夜ですが迷惑になりませんでしょうか」
「まあ大丈夫だろう(出来れば一から書くの面倒臭いしな弟子を叩き起こして多少愚痴を放たれてもそちらを選ぶ)」
そして時刻は深夜1時頃~
『着信なんだぜとっとと出るのぜ~着信なんだぜとっとと出るのぜ~♪』
ピッ「…はい」
『私だ夜分遅くにすまんなお前に頼みたいことがあってな』
「こんな夜中にどういった依頼で?」
『お前にやった札を少し返して貰えない?』
「と、申しますと?」
『長船の定期調整で札が必要でな2~3枚ほど譲って貰えないか』
「構いませんよ郵送でもいいですか?」
『嗚呼、頼む指定場所は私の庵住所はーー』
「はい、はい…畏まりましたメモしたのでその住所に明日送りますので」
『頼んだ』プツッツーツー
「……寝よう」
「とりあえず明日から三日以内は届くだろうそれまで我慢してくれ」
「新しいお札に取り換えてくださるのは有りがたいのですが八仙様にお詫びの品を見繕いましょう」
「そんな必要あるか?」
「…ご主人様ならばせめてそのプリペイド携帯からスマートフォンにしませんか」
「なぜだ?これでも妥協したのだぞ」
それから数日後うちに長船さんが詫びに来たのだが師父がプリペイド携帯を未だに使っていることに驚きを隠せない。
いや、公衆電話や他人の家電から掛けてこなくなったからいい…のか?




