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社会では変人な俺は仙人見習い  作者: tukumo
旧暦入れると神無月は長い
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神無月の会合

旧暦も合わせると今年の神が出雲へ出払うのも長い。



「はい、というわけでね。我ら関東地方の仙人また使役されたモノ達は担当の地域で人を狙う妖退治、冬眠前の食いしん坊熊や猪の誘導等お願い致します。」



 神々が出雲へ向かうと留守神様だけでは手がまわらないのでこうして地域で各々仕事を任される。


「ちょっと一言!」


「どうしましたか千葉県地域担当の田村さん」


「海の…あの御方はどうするよ?」


 田村さんの一言に集まった皆様全員渋い顔


「師父、どうして皆さん揃って渋い顔なされてるのですか?」


 隣で聞いていた居た師父はこれまた渋い顔をしながら答えた



「それはな少し面倒な御方がね。」


「面倒?」


 どんな御方なんだろうか


「…正直、説教はちょっとな」


「プハッ!これじゃからおぬしらはプフフッ!」


 何処から聞いていたのか美さんが現れた


「あれ、美さん。本日は汐小姐と先月冬虫夏草談義で持って帰った蝉で漢方薬作るんじゃなかったんでしたっけ」


「それはもう済ませたぞ後から行くと伝えてなかったかのう?」


 そうでしたっけ?


「…おい。お前がを担当してくれんか」


「ほっほー!お前さんから懇願するとはのう今夜は槍が降りそうじゃ、ワッハッハ!!」


「???」



 師父が嫌がって美さんに託す?異変かな本当に今夜は槍が降りそう…


「えっと…おれからも頼んで良いですかな天仙様」




「あ、ワシも…」


「うむ…我等も美殿にお頼み申したい」


「我等何とかやってますと御伝え願います」



 次々と仙人の皆様が懇願する



「え、そんなに危険なんですか海」


「正確には海の女神様じゃ危険というか守護神として立派な御柱じゃよ。ちと説法が長くてな…」



 海の女神…あー道教信仰で熱烈な信者を獲得しているあの女神様か名前なんて言うだっけなあ



「お前は故郷へ旅立つ度に逢うのだろう?今回ばかりは頼む。この時期の海は沢山の恵みが生まれるから感謝も兼ねて行ってきてくれ。」



「仕方がないのう貸し一つじゃよ、皆もそれで良いな?」



「「「「はい!」」」」



 えー…良いのかな



「八仙、航海と漁業の守護神である女神媽祖(マーズー)様を知っているか?」



「道教の中でトップクラスの女神様(アイドル)でしたっけ」


 あ、マーズー様っていうのか覚えておこう。


「そうだ、その女神は元々地人で天人になり海の守護を司っている。私は(こいつ)と出会う頃に初めてお逢いしたのだがとにかく説教が苦痛でな…」


「つまり師父含めここにいる皆様はお逢いしたことあって、皆同じく説教で疲れたとかですか」



「「「「「……」」」」」


 え、マジすか、、、


「クハッハッハッ!一度や二度の説教で折れるとは情けないのう私はもう百から数えておらんわ!」


「それはそれでどうなんですかね」


「今回ばかりはこいつに貸しを作るしかないんだ…」



 そんなに!?一度はお逢いしてみたいなあ


「おお、八仙すまんなあ最近は上空も船も厳しい取り締まりがある時代じゃからなあもう少しおぬしの実力が高まったらつれていくからのう。」



「あーそうですよね…修行頑張ります。」


 心を読まれていたうえ、やっぱり逢うにも一苦労なんだなあ。時代的に…




「えーでは我々は、各々頑張りましょう」



「「「「はーい」」」」



 そんな神無月の始め頃、人里では各地域の社や学舎駅前等では黙々と祭りの準備開催がされていた。


 とりあえず留守神様方々に御神酒を奉納しますかね…

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