マリアの里帰り
魑魅魍魎問わず泊まれる宿を拠点にとにかく四国を巡りまくった。
地酒も豊富で取り敢えず師匠と美さんの分も購入しようかと思ったが、
飛行機で重量オーバーだと別途料金かかるから都市部で開かれる愛媛物産展で買うことにした。あと濁り麦酒美味しい…
この時、5月中旬だと言うのに暑い日差しが刺すように痛いことだが西日本の晴天は湿気が少ないせいか何処と無く、清々しい。
観光巡りもさることながらレンタル自転車を使用し、西日本には当然あるといわれる激安スーパー(ラ・ムー)に行ってみた。
「安い!安すぎて怖い!」
鮮魚コーナーをみて俺は震えた具たくさんな太巻きが一本で四百円弱!?
「お、落ち着いてください八仙さん~!!」
「あっ…つい興奮してしまいました。」
いいなぁ、西日本業務スーパーより豊富じゃん
それから暫く図書館だったり屋台だったり広い公園で遊んだり石垣を眺めたり博物館でとある作品に一目惚れして購入したりと充実した日常を送った。
そして、関東へ帰る前日の午前10時に宿をチェックアウトしマリアの里帰り、主人の元へ向かう。
ー3時間後ー
「ねえマリアちゃんのご主人様の家って此処?」
「そうです!久しぶりの凱旋です!!」
此処は観光地から車があれば一時間で着くであろう住宅街の一角…の中でもとても大きなお屋敷がどんと構えられていた。
「…ねえ、俺場違いなきがしてきた。」
何だか胃がキリッとしてくる。
「なにを今更びびっておられるのですか!ほら、八仙様行きますよ」
俺、お金持ちな人との関わるの若干トラウマなんだよなあ…でも訪問しない訳にもいかない訳で
ピンポーン『はーいどちら様?』
「えっとお宅の御人形をお届けに参りました」
『!?え、ちょっ、今玄関開けますので門は勝手に入ってください!』ブツッ
「ご主人と久しぶりの対面です!」
ワクワクそわそわしているマリア
「そういやマリアが意思もってこうして動いて喋れることどう説明しようか?」
そもそも相手はオカルトマニアだからすんなり現実を受け入れそうだが…事の経緯を一から説明するとなるとやっぱりマリアを見つけた時から話すべきか。
「うーん…」そんなこんなで広いお屋敷を歩き玄関へと向かう
次回、マリアの持ち主の変態加減が心地よい




