丁半博打でようござんすね
あれから暫く堪能して貰ったあと艶々の肌と自然とこぼれ落ちてくる笑みを抑えながらすっかり酔いが覚めた神々の賭博会に参加する
「よしでは皆の集、丁半博打からはじめるとするか」「「「「「おう!」」」」」
せっせと俺等は設営作業をする
「ではこの二つのサイコロで丁か半か篭の中から予測して百円から賭けてもらいましょうかおっと、透視できる者共はしよう禁止でござんすでは、、、」賽の目を篭の中に転がし入れて畳に置くうーん丁かなあ
「丁か!半!」
「丁!」「丁!」「半!」「丁!」‥
「半方ないか?半方ないか?では‥勝負!ピンゾロの丁!」
初手でピンゾロ引くとは幸先いいのかな?
「次、参りやす勝負!丁か半か」
「半!」「うーむ丁じゃ!」「半だ!」‥
俺は丁を出す
「ようござんすか、ようござんすね‥みろくの半!」
「かアーッ!」「よっし!」「負けた‥」
あ、俺も負けた‥やっぱり連続丁は来なかったやしかし神々の楽しそうな事は何よりなことで
~閑話休題~
「んー二万遣って五万帰ってきたから三万の勝ちかあ中毒性ありますわあ‥」
そらこの世から賭け事がなくならないわけだよ
「お、八仙なかなか勝ったのう!」
鼻歌交じりに俺に声をかけてきた美さん勝ったのかな?
「なにやらご機嫌ですが美さんも勝ったんですか?」そういうと美さんはニタリと笑う
「うへへッ私はなあ勝ちは勝ちでも大勝ちよ!これを元に手冬仕込みの酒巡りと行こうか、MMOキャラクターの育成に突っ込むか悩ましいのうケケケッ」
まーた散財するのか懲りないですなあ
「程々に計画的に遣ってくださいよ?」
「わかっておるわかっておる~」
本当かなあ‥
「大変だ!大変でございますぞ主!」
あ、ここの神社の狛犬様がなにやら報告に駆け寄ってきた可愛い‥
「どうしたのだ騒々しい物の怪でも現れたか」
「いえ‥それよりも厄介と申しますか、私らの阿吽の呼吸で応戦しても効かぬので主にご報告を」
2対の狛犬様の共同攻撃是非拝んでみたい
のほほんとそんなことを考えていたが事態は結構深刻であった
「此処に仙人がいるだろう?出てこい」
「主!出ましたなにやら術式から道教の者らしき賊が境内に侵入して来ましたぞ!」
「いやもう目の前におるから‥あとその賊はお前らに用があるらしいぞ」
「申し訳ありませぬ‥我らの私情が原因で折角の宴の席を邪魔してしまい」
「本当に申し訳ないです‥」
「我らは飲んでおるからうぬらで対応しとくればなにも気にすることあるまい、嗚呼境内の物は壊さないでくれ」
「御意」
紫に染め上げた導士服を身に纏う見た目三十路半ばの男性、
「あれですかまた暗殺依頼とかでしょうか」
「御名答‥因みにお前の師とつるんでいる仙人も依頼されている私は導士だが仙人の域に達しているお前ら下級仙人なんぞ容易く殺れる」
凄い自信がおありで‥
「おい気をつけろよ彼奴も蠱毒使ってくるぞ」
「以前俺が始末した遺体の見聞ではどうでした」
「実は仙氣を使って見聞したんだがそれがいかんかったらしい爆発四散してな‥掃除が大変だった」情報はなるべく漏らさないようにしているのか
「のう‥私も雑魚扱いされたんじゃが」
「美さん最近堕落しきっているから天仙には見えないのでは?」
「ふむ?故郷で地獄の修行をさせられ説教までさせられて挙げ句路銀なしで帰国したんだぞ鍛えなおしてむしろプラスじゃろうて!」
「しかしその後の堕落っぷりでプラスマイナス0以下になったのかなあと思いますが」
「解せんな、、いやいや故郷に赴いたのにあんな素人に雑魚扱いされた事とこいつらと一緒にするな!!」
「美さん‥俺は確かにまだ雑魚ではありますが師父は邪仙でも相当実力ありますって」
「やめろ八仙‥私は天仙のこいつとは実力差はまさに天と地の差があるまああの雑魚には余裕だが。」
俺等がなんだかんだ三人で話し込んでいると
「おい!私を無視して話し込むとはいい度胸ではないか!!」
めっちゃ怒らせちゃった
さて、どう戦おうかな?




