表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/86

八仙死す

「はっ、勝手に殺すな!」セルフ突っ込みをした


「貴方なに解らないことひとりでやっているのかしら‥」呆れたような冷めた目が突き刺さる


「いや‥なんかボケられたようだったからツッコミを入れただけなんだけれども」


 なにいってんだこいつみたいな顔で俺を見るこの娘さてどう調理してやろうか此処ならハデに戦闘が可能。娘娘してやろうかこのヤロー


「‥まあいいわどうやら逃げ道がないようね此処で終わらせるわ!」

 云うや否や毒針が飛んでくる


「渇ッ!!」渾身の叫びで毒針は刺さる前に地面に落ちるそれを広いみる


「なんの毒物か‥なんか動いているな真っ黒で血生臭い、いやこれ蠱毒使ってる?」


 蠱毒(こどく)‥古来より大陸の南の呪術士考案の元、暗殺の為に使われてきた


 蛙、蚰蜒、蠍座、百足‥複数の蟲をひとつの壺に閉じ込め最後の一匹になるまで共食いさせる

 そして最後迄生き残った生き物から抽出した体液が最恐の猛毒となる


「ご名答、私達は蠱毒と札を駆使して暗殺するのも得意なのよ」


「なにほざいていやがる例え導士でも禁術だ!」

 これはますます生かしてはいけない


「取り敢えずこれ、返すわ」

 俺は彼女の後ろに回り込み拾った毒針を首に突き刺す


「!ギャアーッ」


「喚くな人に毒を向けたなら毒を盛られる覚悟は持っておけ」


 効果はすぐに現れた


「いやぁやだ!死にたくないギャアーッグフッ‥」


「さて禁忌を犯したんだこれくらいの報いで死ねたんだ俺に感謝しろ」


 本来は教授した者、蠱毒所持所有者を関係者を洗いざらい吐かせるため拷問も取り組まれるが

 この遺体を庵に居た師父の処に運び引き渡して俺は事の詳細を説明し家路につく



「ただいま」


「お帰りなさい八仙さん!3週間どちらへ行っていたのですか?」


「おう八仙随分掛かったのう」


「さちえさんあれから3週間何か変わったことはありましたか」


「いえ特に‥あ、美様から可愛らしい人形を頂きました」


 抱き枕に丁度云い猫のぬいぐるみ


「へえ手製ですか?」


「うむ生地か安く手に入ったのでな久々に作ってみた」


「いい出来栄えですね~」


「そうじゃろう?」


「私これを抱いて眠るとなぜか落ち着くんです」

 そういって微笑むさちえさんを見る俺も落ち着くっすわ


「で?八仙まあ帰ってきたわけだし伝えておくが来週から宴会賭博開催するからな‥その前に風呂にでも入ってきたらどうだ泥にまみれておるし若干匂うぞ」


 3週間風呂に入ってないとそらね‥


「じゃあ少し湯浴みしてきます食糧ってまだ残ってます?」


「‥‥すまん昨日すっからかんになった」


「そうですかまあ3週間ですしね後で買い出しにいかなくては」


「八仙ほれ人参果、どうせお前の事だ3週間の間水と野草しか食ってなかったろう」


「流石美さんじつは街中も多かったのですが金銭は殆んど持ってなかったし野草もそんなはえてなかったし水は久々雨水を啜りましたよ」


 人参果を受け取り食らう


「ふぅー‥では風呂行ってきます」 



「美様?八仙さんは3週間いったいどうしたらあんな泥だけで野草と雨水だけの生活を強いられたのでしょうか」


 さちえさんはあの日酔って寝ていた


「あーまあ修行の一環でな人里で怠けているといざというとき身体が鈍ってしまうからのう」


「成る程‥仙人様の修行は大変ですね」



 そんな会話があったとな美さんの配慮というか気配りのようなものには師父より上手なので今回はいい修練になったけれどまさか蠱毒を使うとは西の道教集団は地に堕ちたなあ‥



 ボーッと湯船に浸かりながらこれからまた新たな刺客が現れたらどうするか思案する

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ