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10.神獣戦


 神獣と戦うべく中央のエリア内に入ると、そこには神々しくも獣としての獰猛さも伺える、ひと目で今までの敵とは違うと分かるようなボスが佇んでいた。


『これが神獣……』


 大きさも今までのボスよりも大きく、圧倒的な存在感に成実から声が漏れる。


「まずは俺が奴に攻撃を仕掛ける。成実はギミック破壊をした後に援護に回ってくれ!」

『了解だよ! 任せてね!』


 こうして俺と成実の二人の神獣戦が始まった。





「くそっ、突進来るぞ! 気をつけてくれ!」

『分かった! 後ろに回り込むね!』

「あぁ、頼む! それと、もう少しでバフが切れそうだから料理の方で付け直しといてくれ!」

『了解!』



 少しずつだが確実に、神獣のHPを削っていく。一割削る事にアタッカーと援護を切り替えていき、ようやく半分にたどり着く。



「次の攻撃で5割だ、ステージ端まで下がるぞ!」

『うん! ここからは狂乱モードだね……!』

「あぁ、まだ行けるか?」

『もちろん! そっちこそもうダメなんて言わないよね?』

「当たり前だろ? このまま勝つぞ!」

『うん!』


 狂乱モードになるとこれまで以上に厳しい攻防になることが予想されるため、念の為確認をしたが必要がなかったな。むしろ俺の方が煽られてしまうなんてな、なんてことを考えていると、神獣が狂乱モードに突入し、早速広範囲凍結を放ってきた。


「3,2,1……よし、行くぞ!」

『うん!』


 二人でタイミングを合わせ、神獣の硬直を狙い確実に削っていく。だが……



「しまっ……! くそっ、すまん。被弾した!」

『ヘイトこっちに集めるから大丈夫!』


 流石にボスラッシュからの神獣戦で何時間も続けていたため、気付かぬうちに疲労感が溜まっていたのか、俺は凍結の範囲を見誤った。


「すまん! 復帰する!」

『了解!あっ……!』


 そして、疲労が溜まっていたのは俺だけではなかったようで、成実の方も退避中に被弾してしまった。


「なっ!すぐに向かうから耐えてくれよ……」


 そう願いながら成実の元へと向かうが、神獣の攻撃の方が僅かに早く動き出したため、攻撃に間に合うか微妙なラインだ。


『きゃっ……!』

「届けぇぇえええ!!!」


 スキルを発動しながら成実の元へ全力で走り………




「よし! ジャストカウンター!」


 ギリギリのタイミングで神獣の攻撃を弾くことが出来た。


『あ、ありがとう!』

「間に合ってよかったよ。とりあえず気合いを入れ直して倒しきるぞ!」

『うん!』





 そうして、危ないところもあったが何とか二人で神獣の討伐を完了した。


『終わったぁ!!』

「勝ったな!」

『うん! めっちゃお疲れ様!』

「あぁ、お疲れ様!」


 そう言って互いを労いながら勝利の余韻に浸る。ドロップアイテムにチラッと目を通すと、最小確率の武器素材が落ちていた。


「は!?」

『えっ、どうしたの?』

「いや、前からずっと欲しいと思ってたアイテムがドロップしたんだよ。しかも確率一番低いやつ!」


 思いもよらないことが起こり、テンションが一気に上がった。


『ふふっ、それは良かった! あと、途中でミスったのはほんとにごめんなさい!』

「いやいや、それを言うなら俺の方が先に凍結食らったせいで起こったミスだから気にしないでくれ。それに今は謝罪はなしだ。せっかく勝ったんだから笑っていようぜ」

『……そうだね! ごめ……じゃなくてありがとう!!』

「おう!」




 そのまま少し通話を続けて、夕飯時になったので名残惜しいが通話を終了することにする。


「もうこんな時間か。そろそろ夕飯の準備をしなきゃだし通話終えるか?」

『あっ、ほんとだね……。もう少ししていたいけどしょうがないね。それじゃ、また月曜日に!』

「おう! 今日はありがとう。またな」

『うん!』



 そうして通話を切り、夕飯の準備をしてしまう。その後瑠璃と共に夕飯を食べ終え、寝る支度までを済ませた俺は今日のことを振り返る。


「今日は楽しかったな……。ボスと五連戦……普通は一日でやることじゃないけどな」


 そう言いながらも自然と笑みがこぼれてくる。


「明日からはまた学校だが最近は毎日が楽しいな……」


 誰のおかげかは言うまでもないな、そう心の中で呟きながらふと、大切なことを思い出す。


「成実に感謝を伝えたいなって思ったが、そういえば試験明けに誕生日じゃねぇか! 完全に忘れてた!」


 数日前は覚えていたことを楽しさのあまり、忘れてしまっていた。


「感謝を伝えるのは絶対に必要だが、日頃お世話になってるしプレゼントとかもあった方がいいよな……でもプレゼントなんて瑠璃くらいにしかあげたことないぞ……?」


 その日の夜はプレゼントや感謝の言葉を考えていたらなかなか寝付くことができず、目の下にひどい隈を作って翌朝目覚めることになるのだった。

何だか今日は筆か進んだのでもうひとつ更新!

少しずつ成実のことを意識していく友也……

最初に考えていた大筋通りに進めていますが、作者自身が一番二人に早くくっつけ!なんて考えてるかもしれません笑


今回もありがとうございました。

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