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111、怒ってはいないのです


「アル様のお仕事、見ててもいいですか?」


 午前にアル様とお茶会があった。それが終わったから帰ろうとしたんだけど、義父様と義母様が一緒に昼食を食べようと誘ってくれた。勿論了承し、それまで少し時間があったから、私のお部屋でアル様と本を読んでいた。で、昼食を食べ終わったから今度こそ帰ろうと思ったんだけれど、アル様がもう少し一緒に居たいと言ってくれた。でも、アル様の後ろでアラン様がアル様に仕事しろオーラを出していた。だからこそ最初のセリフが出たわけです。私、空気の読めるいい子。

 

「勿論」


 アル様は嬉しそうに返事をしてくれました。そしてアル様の後ろからアラン様が親指を立ててグッドサインを送ってくれました。私いい仕事しました。アラン様曰く「シルフィー様がいた方がやる気を出すでしょう」との事です。





「久しぶりに入った気がします」


 アル様の私室には入る事があったけれど、執務室は余りないかも。昔はアル様がお仕事をしている傍らでずっと絵本を読んでいたっけ。


「シルフィーはそこに座っていて」

「はい」


 私がアル様に勧められたのは、アル様の執務机の近くにあるソファ。


 アル様は私がそこに座った事を確認してから書類に目を通しだした。私と話している時の優しい目をしたアル様も好きだけど、真剣な顔をお仕事をしているアル様も好きなんだよね。


 今日はどうしようかな。ずっとアル様を見ていても邪魔になっちゃうし。流石に絵本を読む年齢ではないんだよな。……絵本好きだけど。普通に読書にしましょう。城の図書館には小説も沢山あるから何かとってこようかな。


「ん、しょと」


 コンコン


 ソファから腰を上げようとすると、扉をノックする音が聞こえた。


「殿下、入ってもよろしいですか?」

「ああ」


 ノックをして入って来たのはアラン様だった。アラン様はここに来る前に寄る所があるから先に行っていて欲しいと言っていた。もうここに来たって事は、用事は終わったのかな?


 アラン様は私とアル様の様子を目にとめると、何だか嬉しそうな表情をした。アラン様にしては珍しい。


「流石殿下。シルフィー様がおられるので、きちんと仕事をされていますね」

「……私が普段仕事をしていないような言い方はやめてくれ」

「これは失礼いたしました」


 アラン様は全然悪いと思っていないような表情でしれっと謝った。アル様も苦笑いだから、いつもこんな感じなのかな。仲がいいのはいいことですね。

 アラン様は私の方を向くと、手に持っていた三冊の本を私に渡した。


「シルフィー様、こちらをどうぞ」

「!」


 アラン様が渡してくれたのは絵本と小説。そして、隣国の美味しいお菓子情報誌。なんて素敵な厳選。思わず、きらきらとした目でアラン様を見てしまう。

 だって私はこれから本を借りに行こうとしていたんだよ。それを察知して先に渡してくれるなんて!しかも私好みの本!

 思えばアラン様との付き合いも長いもんね。アル様と出会った頃に知り合ったからもう12年くらい。私の好みが把握されていてもおかしくない。第一、私は好きなものを隠してないしね。


「ありがとうございます!」

「どういたしまして。……いいものですね。こんなに純粋な目でお礼を言われるのは」


 純粋…?何も言わなくてもわざわざ本をとってきてくれた人に言うお礼に純粋や純粋じゃないがあるんですか?


「…アラン、シルフィーを変な目で見るな」

「変な目とはひどい言いようですね。可愛らしいものを愛でて何が悪いのですか?」

「悪い。シルフィーがアランに懐いたらどうするんだ」


 懐くって、アル様はまた人を犬みたいに!


「いいことではありませんか」

「良くない!」


 アル様がアラン様に叫んでいるけれど、良くないのはこっちですよ!


「アル様、人を犬扱いなんてひどいです!」

「え、急にどうしたの?」


 頬を膨らませてアル様を睨むと、アル様は慌ててこっちを向く。アラン様は何だかほっとしているけれど、アラン様も同罪ですよ!アラン様だってアル様に同意したんですから!


「私、動物じゃないです!」

「え、そんなつもりはなかったよ…?ただ、シルフィーは人見知りなのに、懐いた人にはどんどん近寄っていくから心配で」

「その懐くって言うのが何だか…」


 犬扱いされている気がするのです。


 あ、でも犬って事はディーと一緒。リシューはディーを賢いって言っていた。という事は…、


 私=犬

 犬=ディー

 ディー=賢い


『私=賢い』!


「わん!」


 あ、つい犬になりきってしまった。私は賢いのです。実際に私は頭いいしね。人生二回目ですから!


「し、シルフィーが犬になった…?」

「殿下がおかしなことを言うからですよ」


 アラン様はため息をつくと、「お茶の準備をしてきますので少し外します」といって部屋の外に出ていってしまった。お茶、楽しみです。


「私は賢いです!」

「え、あ、うん。そうだね?」


 アル様は不思議そうな顔をしているけれど、私的に満足だからいいのです。


 ちょっと犬っぽく行動してみようかな。


 そういえば、昔はよくお膝にのせてくれていたのに、最近は『あまり』乗せてくれない。乗せてくれるには乗せてくれるんですよ?でも、アル様が忙しくてあんまり一緒にいる時間が取れない。


 よし!


 犬みたいにアル様にじゃれに行ってみます。


「ん、しょっと」

「え、ちょ!シルフィー?!」


 執務机の椅子に座っているアル様の元に行き、アル様のほうを見る形で膝にまたがる。

 いつも横向きとか、一緒の方向を見る形で座るから、正面を見て座るなんて新鮮。アル様の驚く顔がよく見える。


「えっと、シルフィーさん…?」

「なあに、アル様?」


 疑問を浮かべて首をかしげながらアル様のほうを見ると、少し顔を赤くしながら私と目を合わせる。


「急にどうしたの…?」

「ん-っと、アル様が私を犬扱いするので、犬っぽく行動してみようかと!」

「な、なるほど?」


 私はアル様に正面から抱き着く。


 あー、この匂い大好き。アル様の匂い。


「アル様、頭撫でて下さい」


 ついおねだりすると、アル様はいつもの優しい手で私の頭をゆっくり撫で、反対の手で、私の背中を抱きしめてくれる。


「ふにゅう…、幸せです」

「私も癒されて幸せだよ」


 なんと!双方に利益を与えるなんて…、ぎゅーの効果はすごいのです!





 しばらくするとアラン様が戻って来たので私とアル様は離れた。


 アラン様は茶化さないから、アラン様が部屋に入ってきてからも少しぎゅーっとしていた。でも「シルフィー様、そろそろ…。殿下が限界なので…」というアラン様の言葉でしぶしぶアル様から離れた。その後アル様の顔を見ると、さっきよりも赤くて放心していた。…私重たかったかな。それならへこむ。帰ってから体重測ろう。





 それからアル様はお仕事。私はアラン様が用意してくれた紅茶を飲みながら小説を読み進めていた。私の本をめくる音と、アル様とアラン様が議論する声が聞こえる静かな空間。でも、とても居心地が良くて、安心できる素敵な空間だった。だからこそダメだった。ただでさえ昼食後という事で眠たいのに、そんなに居心地のいい空間を用意されたら…、



 寝ますよね?







「あまいにおい……」


 そして私は数時間後、甘い匂いにつられて目を覚ましました。むくっと起きたらアル様とアラン様が笑いながらこちらを見ていた。


「本当に殿下の言った通り、お菓子につられて起きるのですね」

「可愛いでしょう?」

「ええ」


 私は気が付いたらソファに横になっていて、毛布を掛けられていた。そして読んでいた本も机の上に置かれていた。


「ごめんなさい…」


 いや、予想はしていたのですよ。この時間は寝そうだなって。でも、眠たいと思う間もなく、すとんと寝てしまうとは思わないじゃないですか。


「大丈夫。可愛かったから」

「ええ、大変可愛らしかったですよ。お陰で殿下の仕事が捗りました」

「…?」


 私が寝ているとアル様の機嫌がよくて仕事が捗る?それはつまり、私がうるさいとだめという事でしょうか?いやいや、私は静かに本を読んでいただけだもん。きっと、アル様の機嫌がたまたま良くなっただけだもんね。そういう事にしておこう。


「シルフィーの鼻が反応した通り、美味しいお菓子を用意しているよ」

「お菓子!」


 お昼後だけど、お昼寝したからお腹すいた!午後のおやつは大切!

 アル様とアラン様が書類を片付けてソファに座るのを見ながら、私もしゃんとソファに座ってケーキを眺める。アル様に「もう食べてもいい?」って目線を送ると、アル様は笑いながら「どうぞ」と言ってくれたので遠慮なくいただきます!


「ん、まーい!」


 お菓子はいつ食べても美味しいのですよ!


「ふふ、可愛らしい」

「だろう」


 アラン様は私がケーキを食べている姿を見ると、席を立った。


「では、私はこれで」

「え?」


 アラン様が部屋を出ていこうとする。私はてっきりこのまま三人で食べるものだと思っていた。


「アラン様は食べないのですか?」


 皆で食べた方が美味しいのに…。アラン様は私の言葉が意外だったのか、


「しかし、二人の邪魔になるでしょう?」


 と聞く。邪魔な訳ないのに。それに、邪魔というなら二人のお仕事を邪魔しているのは私の方だよ。


「邪魔な訳ないです!」


 そういえば今までアラン様と一緒にお茶をする事は無かった。アラン様は準備を手伝ってそのまま外に出ていってしまうから。私はそれを少し寂しいと思っていた。だからこそ、今日は一緒にお茶が出来ると思っていたのに。


 アラン様はアル様に信頼されている。この先も長くアル様を支え続けるだろう。だからこそ私もアラン様と沢山お話したい。私が知らないアル様のお話も聞きたいし、二人が仲の良い所をもっと見ていたい。


「アラン様は甘いもの苦手ですか?」

「どちらかと言えば好きですが…」

「なら、一緒に食べましょう!」

「…ですが」


 アラン様の事だから気を使ってくれているのだろうけど、何だかここまで頑なになられると何だか寂しい。


「アラン様、一緒にお茶するの、や、ですか?」


 それなら無理させるのは悪いかな…。


「いいえ!そんなことはありません!」


 でもアラン様はすぐに否定してくれた。


「たまにはいいじゃないか」

「殿下まで…」

「アラン様、一緒に食べましょう?」

「…ではお言葉に甘えて」


 アラン様はふわっと笑って私達の向かいの席に座った。何だかアラン様の笑い方はアル様に似ている。優しい感じ。ずっと一緒に居るとどこかしら似てくるって聞いたことがあるけど、それかな?


 皆で食べるとやっぱりもっと美味しい。


「アラン様、これも食べてみて下さい!」

「ありがとうございます。ではこちらはシルフィー様に」


 私がアラン様にチョコレートのタルトを差し出すと、アラン様は私のお皿にフルーツタルトを乗せてくれた。


「んー!こっちも美味しいです!アラン様はどうですか?」

「こちらもとても美味しいです。シルフィー様が勧めて下さったものだから、尚更ですね」

「えへへ」


 アラン様と目が合うと、二人でつい、へにゃって笑ってしまう。アラン様はどちらかというと癒し系ですね。たまに毒舌なときもあるみたいだけど、ほんわりしている。


「……なんか二人とも仲良くない?」


 私達のやり取りを見ていたアル様がふてくされたように呟く。


 ついアラン様と目を合わせてしまう。アラン様がどう思っているのか分からないけれど、私は、


「仲良く見えるなら嬉しいです!」


 もともとアラン様とは仲良くなりたいと思っていたからね。

 でもそう言うとアル様の表情がより険しくなった。


「なんか、面白くない…」

「?」


 アル様がむすっとしているのは、何だか、珍しい。

 私達が仲良くしているのが面白くないの?アル様は私ともアラン様とも仲良しなのに。ここは私とアラン様の仲を取り持ってくれてもいいと思うのですよ。でも仲間外れな感じがして寂しかったのかな?仕方ない。ここは私が大人の対応をしましょう。


「じゃあ、アル様も一緒に仲良しになれば問題ないですね!」

「可愛い。けど、そうじゃないんだよなぁ」

「?」


 それなら私はどうすればよいのでしょうか?

 アラン様を見ると、申し訳なさそうな顔を私に向けてきた。でもその後アル様に向かってため息をついた。そして、


「そういえば殿下、絵姿は片づけたのですか?」

「!」


 と言ったけれど、絵姿…?多分話をそらしてくれたんだろうけど、何の事か分からない。でも、アル様は慌てているような感じだから、話そらすのは成功かな。


「あ、アラン!シルフィーには内緒にしてくれと、」

「そんな約束しておりませんが」

「っ!確かにしていないが空気を読んでくれてもいいだろう!」

「嫌です」


 ……話についていけません。えーっと、つまり、アル様はこの執務室に誰かの絵姿を飾っていたという事でしょうか?


「アル様、好きな人でもいるんですか?」


 私がそう言った瞬間、その場が凍ったように冷えたのが分かった。


「えっと、何を言っているのですか?」

「え?」


 アラン様は恐る恐る私に聞く。何を言っているのって、言葉通り、アル様に好きな人が居るんじゃないのかなって思っただけだけど。恋愛的な意味で。


「シルフィー様は、ここに誰の絵姿が飾られていたのかご存じないですよね?」

「え、はい」


 それはそうですよ。私、ここに来たの久し振りで、絵姿が飾られていた事すら知らなかったんですもん。『誰』のなんて知りませんよ。


「では、好きな人が出来た、とは?」

「えっと、アル様に好きな人が出来たのかなって。でも私と婚約しているから、せめてその人の絵姿でも見ていたいって思ったんですよね?」


 アル様が婚約者の私に知られたくないくらいだからそういう事だよね?


 ひょっとしてソフィアの絵姿かな?小説通りならアル様が好きになるのはソフィアだもん。


「誰の絵姿を飾っていたのですか?」


 でも一応聞いておきたい。私の予想ではソフィアだね。初対面はなんだかそっけなかったけど、実は一目ぼれしていたのかな?


「……」


 でも、アル様はやっぱり教えてくれそうにない。そうだよね。婚約者に他の人が好きなんて言いにくいよね。


「私の、思いは、全く伝わっていないという事……?」


 アル様が絶望したように両手で顔を覆って蹲る。


「いえ、というよりは、シルフィー様は殿下の事を未だに兄のように思っているのでは?」

「……」


「ごめんなさい、やっぱり言いにくいですよね…」


 気になったけれど、アル様の好きな人を無理やり聞き出すのは良くない。


「…殿下、このまま言わないとシルフィー様は殿下が他の女性の絵姿を持っていると、ずっと勘違いしている事になりますよ?」

「そ、それは!」


 お、何だか教えてくれそうな雰囲気です?


「シルフィーの、絵姿を…」


 アル様は恥ずかしそうに顔を赤らめながらぼそりと話した。……んだけど、


「どうして私の絵姿を……?」


 ……っは!


 これってあれだ、ルートお兄様が言っていたやつ!




『……アル兄上がシルフィーの絵を見て名前を呼び始める前に定期的に会ってあげて』




 ルートお兄様のこのセリフ通りなら、アル様は私としばらく会えていなくて寂しがっていたという事に!

 私はなんて事を!アル様を寂しがらせてしまった!

 

「分かりました!アル様が寂しくならないようにもっと会いに来ますね!」

「えっと、良くわかんないけど、そうしてくれると嬉しいな」

「はい!」


 ところで嫌な予感がするのです…。


「あのー…」

「ん?どうしたの?」

「その絵姿って、どの私ですか?」


 そう。これは聞いておかなければ。何となく予想はつくけれど、聞いておかなければ。いつどこで描かれた絵姿なのか。


「え?!あー…」

「……」


 アル様はごまかそうとするし、アラン様はそっと目をそらした。


「……ここまで来たら教えてくれてもいいと思うのですが」

「えー…と、怒らない?」


 アル様は私を見ながら首をかしげて聞く。か、かわいい。


「その、文化祭で『シルフィー様の笑顔を守り隊によるシルフィー様の成長記録』が展示していたシルフィーの絵姿…、です」


 アル様は目をそらしながら言い訳っぽく言う。それを見ていたら段々と面白くなってきた。


「ふ、ふふ」

「し、シルフィー?」

「だって、全然怒ってないのに、アル様もアラン様も悪いことしている時みたいな顔するんですもん」



『……アル兄上がシルフィーの絵を見て名前を呼び始める前に定期的に会ってあげて』



 って前にルートお兄様が言っていたから、もしかしたら絵姿持っているのかなって予想はしていたし。


「怒ってませんよ!」


 私がそういうと、二人は安心したように顔を見合わせて笑った。


 やっぱり私は笑顔が好きだ。皆が幸せに、ずっと穏やかに笑っていられたらいいな。苦しい思いをする事が無いように、幸せに。











そして翌朝。


「なに…?」


 起きた時、嫌な予感がした。身体が震えて強張る。


 何かを失う。


 そんな予感。


「ふぇ…」


 怖い。でも、この怖さはあの時感じた恐怖と何か違う。「黒い靄」と出会った時とは違う。あの時の恐怖より、もっと怖くて明確な……、でもそれが何か分からず、怖い。


「私は…、」


 何を失うの?


 ううん、違う。『誰』を失うの?


 家族?友達?……それとも、アル様?



 でも、それが何なのか分からず結局いつも通り学園に行くことにした。朝食を食べる頃にはその予感の事もすっかり忘れていたから。


 ヒロインのソフィアともすっかり仲良しで、私を処刑するはずだったアル様ともすっかり仲良し。本来の私の処刑エンド回避の条件をすっかり満たしている。これなら、私の未来は安泰だろう。私も、私の周りの人も皆幸せで、素敵な日常を送る。そんな普通の、素敵な日々がずっとずっと続くと思っていた。





 でも、私はそれをすごく後悔した。その嫌な予感の原因をもっと考えておけばよかった。……小説の内容を思い出せばよかった。


 学園から帰って、しばらくした時、公爵家に王城から知らせが届いた。一番始めに手紙を読んだお父様が目を見開いて、叫ぶように言葉を出す。


「『第一王子殿下、レオンハルト様が矢で射られた』?!」


 あぁ、嫌な予感は、これだったんだ。


 そうか、だから小説の第二王子のアルフォンスは、『王様』になったんだ。




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