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早速、交換だ。魔力を1億使う!
〈100万Ptゲットしたよ!!〉
これで、銃は全種手に入れられるな。
早速交換だ!
うーん、銃だげじゃダメだな…
銃の取扱書と、銃弾も交換しなきゃな…
ポイントが結構減ったな。
構造を見てみるか。
やはり、弾丸は回すように放出するのか。
あれ?魔術の術式が一切ない?
おかしくないか?
〈その世界では!魔力がないのです!科学と呼ばれるものだけで発展しているのです!〉
魔力がない世界なんてあるのか…
でも、素晴らしい武器だ。
これを真似れば。
これは鉄か?
鉄の分子をいじってオリハルコンとアダマンタイトと混ぜ、、鉄より固く、魔力にも耐えれて、威力も高くなる、鉱石にしようじゃないか。
この鉱石の名を決めよう。
う〜ん、デフェス鉱とかどうだ?
『呼びにくくないか?まぁ、いいが。』
デフェス鉱に決めた!
デフェス鉱なら、異世界のものは作れそうだな。
狙撃銃を真似て作ってみよう。
まずはそのままそっくりに作ろう。
銃弾はどうしようか。とりあえず、普通のを使ってみるか。
バンッ!!
反動がゼロだ。でも、威力が物足りないなぁ…
虚無を込めてもいいが、そんなことしてたら、
特異なのがバレる。それは避けたい。
とりあえず、爆発力と貫徹力を増すための術式を刻むか。
ドゴォォォォン!!
銃が爆発してしまった…。
銃も大きくしなければいけないな。
撃つ時はサイズを戻して、持ち運ぶ時は小さくしよう。
うーむ。装填も魔力を使えば一瞬で行えるようにして、スコープを付けようか。倍率をいじれるようにして、2倍から512倍までいじれる。
これなら、中々狙撃で戦える。射程距離も申し分ない。
そして、出来上がったのが、とにかくでかい。
まぁいい。威力を試すために、試し打ちだ。
あそこにゴブリンがいる。打ってみよう。
バンッ!!
強烈な音がなり、ゴブリンの頭を撃ち抜いた。
はずだった…
ゴブリンのいた、周辺の1mはクレーターになっていた。
威力が強すぎるのもあれだな。
弾をステルスにして、爆発も体内だけにしなければ。
おし!できたぞ!
次はオークだ。
バンッ!!
成功だ。頭だけを撃ち抜いて死んだ。
うっ…死体の状態が酷い…
頭の中が全て溶けている。
これでもちょっと厳しいな。
まぁ、ステルスだからバレないはずだ。
この世界にはまだ、銃や戦車なんて無いはずだからな。
『あるぞ。帝国にはあるぞ。あそこの国は技術が進んでるからな。』
あるのか。
俺は魂に術式を足した。
デフェス鉱になる術式だ。
まぁ、デフェス鉱を液体にしたものだが。
普通はデフェス鉱石は溶けない。
だが、とある、分子をたすことで、可能にした。
俺はさらに強くなっただろう。
これ以上死人は出させない。
今はまだ、魔王は倒せない。
レベル上げをする期間だ。
俺は街に入ると共に、ギルマスに待ち構えられていた。
「SSSランクがいるが、会わないか?ロストはSSSに会いたいのだろう?」
「そうだ。会わしてくれ。」
「ギルドの俺の部屋に、いる。さぁ行くぞ。」
俺は、SSSランクがいる部屋の前まで来た。
強い魔力を放っていると思いきや、一切魔力を感じれなくなった。
「君は…。」
「お前は………」
「こいつは、SSSランク、帝国の勇者アリスだ。」
勇者…こいつは、見覚えがある。
そう、俺が、振られたアリスだ。
こいつは、帝国の人間だったのか。
「やはり君からは何も感じない。見当違いのようだ。」
「お前が、低レベルだから分からないんじゃないのか?」
そう。この世界では、自分より遥かに強いヤツの魔力は感じれないのだ。
実際に、隠蔽してるから、感じ取れないというのもあるだろうが。
今のところ、俺よりこいつの方が上だ。
「2人には話を聞いて欲しい。」
「「早く言え(ってください)。」」
「今回呼び出したのは、遂に、ディフィレント王国が勇者召喚をしたからだ。」
何?勇者召喚だと?勇者はここにいるじゃないか。
「勇者?私が勇者だが、なんで呼び出した?」
「王国は自分たちの利権が欲しかったのだろう。勇者を召喚して、魔王を殺し、魔国を手に入れるつもりだったんだろう。」
「それでどうした?」
それだけなら、俺には関係ないはずだ。
「まず、アリス、君は、魔王討伐に行けと言われるだろう。次にロスト、君は、学園に通うだろう?そこに、勇者たちが来るようだ。」
何!?俺たちにバリバリ関係あるじゃないか。
アリスは死んでしまうのではないか?
「なんでだ?まだ、俺じゃあ魔王は倒せねぇ。なんたって、幹部とやり合っても引き分け程度だからな。」
強い。俺よりも確実に強い。
遠距離なら分からないがな。
「そこで、ロストには勇者たちを見張っていて欲しい。アリスは勇者を倒せるように強くなれ。それしか言えん。分かったか?」
「「わかった(よ)」」
「じゃあ解散だ。ロスト、試験には落ちるなよ?勇者達はSクラスみたいだから、ロストもSに行けよ?」
「心配しなくても行くさ。」
勇者か…アリスとどっちが強いんだろうか。
初めはアリスだろう。
異世界から召喚された者は、強くなるスピードが尋常じゃないらしいからな。
「ちなみに、今回の勇者召喚は20人だ。」
「多すぎないか?」
20人も勇者がいたら、魔王なんてゴミのように勝てるだろう。
「今回はかなり犠牲を出したらしい。」
犠牲だとっ!そこまでして利権が欲しいのか?
やはり、この国は腐ってる!!
もしかしたら、魔王の考え方が合ってるんじゃないか?と思えてきた。
俺はとりあえず学園に行こう。それまで、勇者の情報を集めて、レベルもあげて、いつでも、魔王が攻めてきても大丈夫なように、備えよう。