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魔法鉱石で何が作れるかも気になるが、

〈ヨハンの魔装兵器〉の方が気になる。

鑑定してみようか。




〈ヨハンの魔装兵器〉

魔力を流せば魔装ができる。

込められている。精霊や悪魔はそれぞれ違う。

中身:バアル


早速、呼び出してみよう。

俺は魔力を流す。

結構魔力が取られるみたいだな。


『大体、マスターで言うところの、1000万くらいか?全然じゃねーか。』


いや、違う。ここから発動する魔法を使って1000万だ。

バアル自体を呼び出すのに、1億くらい使った。


「新しい、ご主人サマはあんたか?」


長身の男がニヤつきながらそう、呟く。


「ああ、そうだ。」


「ヨハンは誰なんだ?」


俺は気になることを全部聞くつもりだ。

このバアルを顕現させている間も魔力がどんどん減っていく。


「ヨハンについては、俺らを創ったということしか覚えてねえ。」


「わかった。じゃあ、魔装兵器はどう使うんだ?」


「魔力を流せばその、魔装兵器に対応する属性の魔法がご主人サマの意思を通じてオレが発動する感じだな。」


「魔装はどうやってするんだ?」


「魔装兵器に、魔術の術式が書かれてるだろう?」


言われてみれば書かれている。すごく複雑だが。


「書かれている。」


「そう、その魔術式を通して、魔装を使うんだ。」


「魔術は1度使ったら、術式が消えるんじゃないのか?」


「普通はそうだ。だが、ヨハンの魔装兵器は、特殊な術式によって、何度使っても術式が消えないんだ。」


「なるほど。」


その術式を解いたら、俺でも消えない術式の魔術が使えるということか。

この魔装兵器の術式を書けば、魔装兵器じゃなくても、魔装兵器の能力が使えるんじゃないのか?


「魔装兵器の術式を移しても、無駄だぞ?ちなみに、魔装はその、魔装兵器を通して、自分の体全体を覆うイメージで、使うんだ。そしたら、魔装ができている。まぁ、魔力消費は激しいし、魔装を維持している間も魔力を使うがな。」


魔力に関しては大丈夫だろう。


「あとは、常に魔装兵器を身につけておけば、いつでも話せるという所と、主人の魔力を認知して、失くしても戻ってくる事が、メリットだな。」


「それはいいな。」


術式を、理解することが先だな。


「後は、魔装兵器を纏めることができる、指輪がどこかに、あるってことだけが、俺らにはわかっている。」


ふむ。その指輪も欲しいな。


「ありがとう。バアル。一旦さよならだ。」


バアルは消えていった。


『今こそ、虚無ノ魔眼を使う時だ。』


ん?どういうことだ?意味がわからないが、使ってみよう。


はぁ…。はぁ…。一気に意識が持っていかれたかと思った。

今ので、術式の理解はある程度できた。

あとは、禁忌書から、ヨハンについて、知りたいな。

ヨハンが書いた書物と、神話の時代の書物を読むしかないな。

まずは、神話の書物だな。タイトルは

〈神と人類の戦い〉か。

中には、世界の創成と、神々の産まれるところと、人類が出てきたのが序章としてまとめられていた。ここは飛ばそう。

次が、第1章か、人類の繁栄と、英雄譚が書かれていた。

ここから、第5章までは同じようなことが書かれていた。

遂に最終章だ。

最終章は神と人類の戦いが書かれていた。


ここまででひとつ思ったのが。英雄の名前の中にバアルがいた。もしかして、英雄が全員、魔装兵器になったのか?なら、ヨハンという人物は、何年生きているんだ?おかしい。作者も何年生きているんだ?

この本の作者はフレディ・リキッドか。

最終章を読もう。








神は人類に失望した。

人類が繁栄して行くとと共に、汚い心が芽生え始めたんだ。そこに失望したようだ。

神が人類を蹂躙していく間に、神々は人類を舐め腐り始めた。

いまもこれを書いているうちに、人類はどんどん死んでいく。

そこに、親友のヨハンが、立ち向かっていた。

ヨハンは、とても強かった。人類に戦う術をさずけた。

それは、神々も使っている、奇跡のような力だった。

それを、我々は、”魔法”と呼んでいる。

ヨハンはさらに凄かった。英雄の魂を”器”に、閉じ込め、誰でも魔力と呼ばれる力を注ぐだけで使えるようにまでした。

彼は、神々をも倒すほど強かった。

そこで、彼は土下座しながら、言ったんだ。


「神よ、これ以上、蹂躙するのを辞めてください。

人類を滅ぼすというのなら、神側から、数人、人類側から、数人を出して、決着を着けませんか?もし、神側が、勝ち数が多ければ、神々は人類を滅ぼし、人類が勝てば、人類を見逃してはくれませんか?」


そこで神は言った。


「何故、我々が人間風情ということを聞かなければいけない?貴様らが、この世を汚したから、今、こうなっているのだろうが!!!」


「何故、神の言うことを聞いて、我々は滅ぼされなきゃいけないんですか?我々だって生きている。神々だって生きている。同じ命だ!神は人類を産んだ。なら、人類を滅ぼす行動は、自分の子を殺すということだ!」


そこに、綺麗な女神?みたいな、人が怒鳴り散らしていた、神に言った。


「ねぇ、ゼウス様、我々は人間を産んで、人間を愛していた。なら、子供同然でしょ?子供ならチャンスぐらいあげてもいいんじゃないの?」


「そうか…なら、神と人類の戦いをする!人数は各陣営、7人だ!人類はどんな兵器を使っても良い。そして、死んだ人物を甦らせても良い!神に傷をつけられるならな。期限は、来年だ。来年に戦いを行う。」


ニヤニヤしながらゼウスと呼ばれる神は言っていた。


僕はヨハンに聞いてみた。


「神に勝てるの?」

と、そしたら、彼は


「魔装兵器があれば勝てる。出来るなら、神器が欲しい。もちろん、人類最強の7人を選ぶ。まず初めに、僕と君だ。それを決めるために、今から、選別しよう。強い魔力の持ち主を、強い戦闘能力の持つ者を、最強の頭脳を持つ者をだ。」


その時、天から逃げるように、7つの何かが、落ちてきた。

それは、七つの武器だ。

とても、強い魔力を放っていた。


「この武器があれば、神にも勝てるんじゃないか?」


その武器の形は、ナックルダスター、槍、刀、剣、杖、手袋、指輪だ。


もちろん僕は魔法使いだから、杖を選ぶ。

ヨハンは、指輪を選んだようだ。


ヨハンはとっくに選別をしていた。






〜1年後〜

遂にその日が来た。

今日が、戦いの日だ。


「今日!人類が存続するか、破滅か、決まる!!

さぁ、コロシアムに転移するぞ。人類の選ばれし者よ、神から勝負を勝ち取ってみろ!!」



そう言われ、僕とヨハンは転移した。


「今からか…怖いな…」


「まずは、フレディ、君から行ってくれ。他のみんなも、意見はないよな?」


「ない。」


「私はいつでもいい。神を殺せるならな。」


「早く戦いてぇよ!!」


「フレディなら、大丈夫だ。」


「早く、神々の失望する顔が見たいですねぇ。」


僕は1番初めに神と戦った。


僕の相手は、アルテミスと呼ばれる神だった。


アルテミスは手強かった。

アルテミスは主に、弓を使っていて、

僕が魔法を撃って、傷がついた時に、アルテミスは驚いていた。

やはり、普通の武器なら神に傷は付けられないようだ。

僕のこの武器は一体なんなのだろう。

この武器を握ると、知恵が湧く。僕はこいつに勝てる。

そう思い、僕は極大魔法を放った。

アルテミスは消し飛んだ。

僕の勝利だ。


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