属しているコミュニティが増えれば増えるほど人間関係が面倒になる件
人間関係について考える時、切り離せないものはその「コミュニティ」の存在である。例えば一口に「職場のあの人が苦手」と言っても、実際にはその人だけが問題なのではなく、よくよく考えるとコミュニティ単位での問題だったりする。(この場合コミュニティは「職場」になる)
そもそも人間関係を築くプロセスは何らかのコミュニティに属することから始まる、という場合が一番多いのではないだろうか。学校を例にあげるならばクラスや部活動・委員会などを通して友達が出来ていく、という具合に新たな人間関係を構築していく。
私は現在、大学生だがサークルには所属していない。代わりに友達と喋る中でいつの間にか「グループ」ができて、そのグループで遊びに行ったりする事が主である。また、高校時代の部活動の仲間と頻繁に連絡を取り合っている。既存のサークルには入っていないと言ったが、新たなサークルを自分で立ち上げて活動している。(まだ駆け出しなので小規模だが…)
これだけ見ると、割と充実している生活を送っているように見える。実際、友達と遊ぶのは楽しいのは事実である。しかし、これは仕方のないことなのだろうけど人間関係を構築すればするほど何だか言葉で表しづらい"面倒臭さ"を感じてしまう。別にコミュニティ内に嫌な人間がいるわけではなく、いじめられている、居場所がないと感じる訳でもない。ただただ"面倒臭い"のだ。
「人間関係を築く」ことは「自分と相手の価値観に一定以上の折り合いをつける」ことであると私は考える。時には自分の価値観を押し殺さなければならない時もある。私はあまり面と向かって反論をできず、できる限り衝突を避けたいタイプなので余計に気を遣ってしまう。
自分1人の時と、友人といる時では言葉の使い方にも気をつけなければならない。さらにややこしい事に、相手が男か女かによっても言葉遣いや話の内容に気をつける必要がある。誤解を招かぬように先に断っておくが、男女格差とかそういう問題ではない。
例えば男同士ならば下ネタで盛り上がれるし、ネットスラング、アニメの話題もバンバン使って会話できるが(それでも多少は気を使う必要がある)、女友達が相手ならば下ネタをバンバン使うわけにはいかず、アニメを毛嫌いする人も一定数いる可能性があり、ネットスラングもあまり使わない方が無難だろう。(もちろん私の主観でしかないので、アニメやネットスラング好きな女性も居るとは思う。あくまで自分の経験則の話)
長々と書いてきたが、私が言いたいのは、本音で話せないことが多くてしんどいという話である。
人間関係はある程度本音を押し殺さなければならない、というのは当然であるがどうも私の性格は人間関係に向いてなさそうな気がする。
ラインの通知が来たら返事を考えなければならず、その間に下手にツイッターで浮上しようものならアリバイが成立せず、無視している事が相手に悟られてしまう。こういう事を考えるのが面倒になってきたな、という話。