表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
400。  作者: 伊南恭一
1/1

その1。

「ご利用はどうされますか?」

「一週間で」

「ありがとうございます。CD5点で1,080円になります!」

はい、と言って財布から1,080円取り出してトレイに置く。

「1,080円ちょうどお預かりします。ありがとうございましたー♪」


「よかったね、借りたいCD、レンタルされてなくて」

「うん……。」

「どうしたの、モヤモヤした顔して」

「いや、さっきの僕と店員さんのやりとりなんだけどさ」

「うん」

「僕がおかしいのかどうなのか、わかんないんだけど僕はCDを借りたわけだよな」

「うん」

「レンタル料金が1,080円だったから1,080円、レジで渡したんだよな」

「うん」

「その1,080円っていうお金は一度レジで払ったら僕には帰ってこない」

「うん」

「どうしてレジのお姉さんは1,080円ちょうどお預かりします、って言ったんだろう」

「マニュアルがそうなっていたんじゃないの?」

「マニュアルか」

「そうよ。面倒なのよ。なんでいた

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ