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天使として…  作者: 白夜
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番外編 少女のような少年


夜「さぁ、始めるわよ!」


白「ふっ…興味ないね」


天「絶望を…贈ろう」


夜「何してんのよ、あんた達(汗)」




七つ夜&夜つ七先輩、kei先輩、この度はありがとうございます!



「お兄ちゃん…ここ何処?」


 不意に言葉をかけられたサイは振り返る。そこには黒髪をなびかせたとても可愛らしい少女がたっていた。一本だけはねるようなアホ毛がまた可愛らしい。


「ん?なんでここに小さい子が?……あれ?お前せつなじゃないか!」


 そう、そこにいたのは少女のような少年、如月せつな君である。現在は水をかぶって5歳の姿をしている。


「ん?せつな、泣いてたのか?」


 せつなの目は泣いていたのか少し赤かった。


「うぅ…いつの間にか…ぐすっ…ここにいて…」


 サイは少し考えてから何かを思いついたような顔をした。


「エルダに聞いてみた方がはやいな」


 サイはせつなの手を引いてエルダを探しに歩き出した。



 その様子を校舎の屋上から眺める二つの人影があった。


「リリィ…さあ、これを使いなさい」


 リリィは袋をもらって中身を確認するとニヤリと口元を歪める。


「ありがとうございます…ラストお姉様」


 リリィはラストに感謝の言葉を告げると同時に走り出した。


「…ふふふ♪」


 ラストは楽しそうに笑うとその場から姿を消した。










―エルダSide―


 私は現在フィアナと一緒にこの世界に迷いこんだせつなを探している。


「あの子ったらいきなり走り出すんだから…」


(詳しくは感想を読んでみてください)


「とにかく…二手に別れましょう」


「了解ですわ!」


 私とフィアナは学校の正面玄関で二手に別れて捜索することにした。


「せつなは可愛いから誘拐されないか心配だわ………ん?」


 私は妙な気配を感じて走るのを止めた。


「これは…空間が歪んでる?」


 私は急いでその現場に走り出した。もしかしたら未知の魔物でも現れているかもしれない。


「こんな時に厄介な……あれ?」


 現場に到着するとそこには二人の人物がいた。


「…ん?何処だ?ここは?」


「あれ?私達買物してたはずなのに」


 一人は銀髪に見える金髪。青目で綺麗な顔立ちをしていてもう一人は銀髪に茶色の瞳をしていた。


「…遥!?…それに、ミヤ!?」


 そこにいたのはkei---kuma.Tさんの書かれている『魔法少女リリカルなのは~純白の翼の軌跡~』の主人公とその妹(血は繋がってないけど)だった。


「久しぶりね~二人とも!」


「おう、そうだな…っていうかなんで俺達はここにいるんだ?」


 遥が首を傾げた時いきなり空から声が聞こえてきた。


「それは私達が説明しましょう!」


 私達が空を見上げると、そこにいたのは真っ白な服、真っ白な髪の少年と真っ黒な服、真っ黒な髪の少女だった。


「白!それに夜!」


 この二人は作者でありながら話の中に入ってくる変わり者である。


「…エルダ、今失礼なこと考えただろ」


「え?…そ、そんなことないわよ」


「まぁいいか…まぁ、早い話が今回は番外編だから仲のいい皆とワイワイしよう…ていう企画よ」


 夜ちゃん…もうちょっと隠そうよ。何でもかんでも話しすぎじゃ…


「大丈夫よ、番外編だから何でもありよ!」


「そんなんでいいんだ…(汗)」


 その後、私は皆に事情を説明して一緒にせつな君を探してもらうことにした。


「友達の頼みなら断れないな」


「うん!早く探しましょ!」


 遥とミヤも進んで参加してくれたので嬉しかった。持つべきものは友だね!







―SideOut―



 その頃、体育館ではせつなと手を繋いだサイがエルダを探している最中だった。


「むう…ここにもいないな」


「いないねぇ~」


 二人は近くの椅子に座り休憩することにした。


「誰か手伝ってくれたら楽なんだが…」


 そうサイが呟いた瞬間


「お困りのようですね…」


 体育館に若い男の声が響いた。サイが慌てて見渡すが誰もいない。


「だ、誰だ!」


 サイがそう叫ぶと突然目の前に緑色の土管が現れ、中から某配管工兄弟の弟…もとい『永遠の二番手』の格好をした少年が現れた。せつながビクッとしてサイの後に隠れる。


「お困りのようでしたら…この全知全能たるルイージに任せていただこう!」


 …と何やら某無双シリーズの仙人のような台詞で少年は帽子を掴みニヤリと笑った。


「お、お前は…」


 サイが少年に話しかけようとした瞬間…


「……って、何ですかこの格好は!!」


 そう言って帽子を思いっ切り床に叩きつけた。咄嗟の出来事にサイは思わず呆然となる。


「はぁ…まったく、白と夜も人をからかいすぎです…」


 サイは少年が呟いた名前に反応すると少年に声をかけた。


「お前、あの二人(作者)をしってるのか?」


「……ええ、何せ彼等は私の友人ですから」


 そう言うと少年は執事服に着替え始める。


「(何で執事服…)」


 等とサイが思っている間にも少年は着替えを終えた。


「まずは自己紹介ですね。私は(そら)、最も命の…コホン、さっきも言いましたが白と夜の友達です」


 またもや危ない発言をしそうになった少年…天にサイは若干引き攣った笑顔を向ける。


「そ、そうか…俺はサイマス、サイと読んでくれ。それで、こっちがせつな…あれ?」


 サイが振り替えるとさっきまでそこにいたせつながいなくなっていた。


「ま、まずいな…」


 サイは真っ青になりながら呟いた。









 校舎の裏をせつなは歩いていた。


「…ぐすっ…ふえぇぇ…ここ…何処?」


 なんと、せつなはまた一人で迷子になっていたのだった。すると、せつなの背後に人影が現れる。


「…ふえぇぇん……………?」


 せつなが気配を感じて振り替えり、そしてその顔が笑顔になった。


「リィ姉ぇ!」


 そこにいたのはせつなに笑いかけるリリィ(黒)であった。







出会いは運命


しかし、その出会いが正しいとは限らない


今、混沌(カオス)の扉が開かれる




~続く~





白「次回予告!」



サイ「…リリィ、せつなに…あいつにいったい何をした!」



リリィ「ふふふ…言葉通りの意味よ…」



エルダ「リリィ…覚悟しなさい!」


天「我が呼び声にこたえ、此処にいでよ!美しき白き猫と黒き猫!」


白「天!何でこの二匹(?)がここにいるんだ!」



混沌(カオス)はまだ始まったばかり…




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