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「何故貴方に私は愛して頂かなければならないのでしょう?私は貴方からの愛など一切必要としておりませんわ。」
私がそう言い切ると、バレス様は目をこれでもかと見開らかれます。
この人は何故こんな勘違いをされているのでしょう?
「いいですか?私は貴方に愛を求めておりません。何なら縁を切りたいぐらいです…。」
私が言うと、バレス様は私を睨んできました。
貴方が睨んでも何も怖くないんですけどね?
まだ多分勘違いをされているのでしょう…。
本当に…かの方の弟君なのでしょうか?
「お前は!!そうやって強がるが!!本当は俺の愛が欲しかったんだろ?何ならお前を妾にしてやってもいいんだぞ?と言っても、お前が俺に土下座で頼んだらだがな?」
ニヤニヤと笑うバレス様…。
もう吐き気がします。
影からかの方はこちらに向かっているとの連絡を受けました。
かの方は、卒業パーティの後私を迎えに来て下さる予定だったので…
ここからあと15分もあれば到着されるでしょう。
折角の卒業パーティなのでこれ以上他の方に迷惑を掛けたくありません。
さっさと現実を突きつけてあげましょう。




