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「やっと出てきたか!この悪女め!私、バレス・フォン・ユーストピアは、レティシア・ブロッサムとの婚約を破棄し、ユーナ・パリシアと婚約する!」
ユーナ様は、涙を浮かべた顔でバレス様を見上げておられますが…。
悲劇のヒロインにでもなったつもりでしょうか?
残念ながら…貴女の思うようにはこの話は進みませんよ?
貴女も…情報収集をしっかり行っていなかったみたいですね?
もうこうなってしまっては私は助けることもできません。
まぁ…助ける気もなかったかも知れませんけどね?
私の発言を待っているようなので、
「婚約破棄とのことですが、私の婚約に対してバレス様は発言権がございません。私の婚約破棄はできませんが、ユーナ様とはお好きなように婚約、結婚されてはどうですか?」
私が発言すると、バレス様は口をあんぐりと開きました。
あら?
これだけでは理解できなかったのかしら?
バルス様からの発言を待つ私と卒業生、在校生。
さっさと反論してくださいませ!
卒業パーティーの時間も限られているのですから。
……。
数分後にユーナ様に揺さぶられて、やっとこの世界に意識を取り戻したバレス様。
あら?おかえりなさい。
そして、さっさと話しを進めましょう?
皆があきれている中、バレス様が発言されました。
「そうは言うが、ユーナと自由に結婚するためには…まずお前との関係を…婚約を切る必要があるだろう?そうではないと…ユーナが王宮に入れない…。」
バレス様の発言は、本当に婚約していた場合且つ相手が王子であった場合の事です。
ですが、今のバレス様は…。
「それに!!俺は!!お前がユーナに嫉妬をし、私の愛するユーナを虐めたことは知っている!!」
あら?
何を言い出したのかしら?
あぁ、あのユーナ様の妄想かしら?
いえ、まずこの会場の皆様の呆れ顔がお2人の目には入らないのかしら?
この場にいるほとんどの方が…いえ、ユーナ様の取り巻きの殿方以外は…真実を知っているので呆れてますのよ?
こんな騒ぎまで起こしてしまっては…知らなかったではすみませんよ?
全く、そんな頭がお花畑だから…真実を見失ってしまうのです。
さて、この男達と男爵令嬢がこの後どうなっても私は構いませんが、せっかくの卒業パーティーをこんな男達と男爵令嬢のせいで…ダメにしてしまってはいけません。
私は自身についている影に現状を伝えある方をここに呼んでほしいと伝えました。
本来なら私だけで終わらせてしまうべき問題なのですが、私だけでは力の能力も足りませんので…。
ある方でしたら…皆様が仲良くされていた方との関係の取り持ちもかのうですから…。
私は、自分のできることをすることをしましょう。
卒業パーティーなのに…本当に申し訳ございません!!




