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「バレスさん、何故私が貴方の婚約者だと思われていたんですか?」


私の問にバレスさんは、


「それは、お前が王太子の婚約者だと聞いたからだ!王太子の婚約者ということは俺の婚約者と言うことだろ?それにお前は…学園でもマナーがどうとか、勉強がどうだとか…もう口煩かったじゃないか!つまりはお前が俺の婚約者だったんだろ!!」


と…一気に捲し立てましたね…。


本当に…勘違いも甚だしい…。


「いいですか?王太子殿下はアルディオス様であり、私はアルディオス様の婚約者です。これは昔も今も変わりません。私はアルディオス様が国を離れる間、貴方を少しでも良い方向に…軌道修正できるように頼まれていただけです!アル様の頼みでなければ…貴方に関わりたくなんてなかったです!アル様は、貴方を大切に思っておられました。だからこそ!!だからこそ!!第2王子である貴方が将来少しでも…少しでも良い生活を送れるようにしようとご尽力されておられました。それを…貴方は足蹴にされたのですよ!!分かりますか?第2王子はいつまでも城に残れません!いつかは婿に行くんですよ!!他国との関係が落ち着いている今だから国内に残れることになってましたが…。もし貴方が他国に何て…考えたくありませんね…。頭が痛い…。この国の言語しか理解できていない王子なんて…隠したいですもの…。あら?これは失礼。ついつい本音が…まぁ、いいでしょ?これが貴方と言葉を交わす最後の機会になりますから…。他国に行かなくても良いとなると、臣籍降下することなります。王子としての称号を持ったまま、入婿になれば少しでも価値はありました。しかし、今の貴方自身に価値はありません。王子の称号を持っていた時でしたら、まだ野心家の方々にとって貴方は価値がありました。王家の血筋が家に入る事で、将来成り上がる可能性も少しはありましたからね?現に貴方が学園1年生の時は多数のご令嬢から声がかかっていたでしょう?それはね、モテていたのではないのですよ?ただ権力が欲しくて…いえ、野心家の親に頼まれて仲良くしようとされていただけ…。彼女達はある意味被害者ですから、その辺は悪しからずに。そんなご令嬢達も2年目になった頃ぐらいから、貴方に近寄らなくなったでしょう?貴方は確か…『俺とユーナの真実の愛の前にひれ伏したんだな!』とか仰ってましたね。それは断じて違いますよ?ご令嬢もその御家族も…バレスさんに何の魅力も感じなくなったのですよ。簡単に言うと、バレスさんに媚びを売っても何も得られないと理解されただけ…。つまり2年になった頃から貴方は王族以外からも見捨てられ始めていたんですよ。貴方が2年になってから数回の議会の元、貴方の廃嫡が内定したのが1年前。側妃様が…異議があれば申し立てるようにと、貴方に何度も手紙を送っておられましたが…目も通しておられなかったのですね。まぁ、お陰で3ヶ月前に無事に貴方は平民になったのでその辺は感謝しますが…。申し立てられたら無駄に時間がかかりますし、人件費もかかりますからね…その点だけはお礼を申し上げますわ。」


ここまで私は一気に捲し立てました。


バレスさん?


バレスさん達は、呆気にとられて皆口を開いたままこちらを見ておられます。


そんな彼らにまだ伝えたいことがあるので、このまま続けされていただきます。


折角ですからね?


言わせていただきますよ?

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