不明の館のお祭り
この物語はフィクションです。
今日は年1回の不明の館のお祭りだ。
3日間で延べ7万人がやってくる大人気イベントとなる。
首都レンタイの住民の楽しみの一つだ。
「えっ、来場者の予想人数が延べ30万人。いつもの4倍以上の人が来るの。」
「そうよ、去年の6月以降の不明の館の活動。私達以外の人達も、頑張って大量の信者を獲得したのよ。
その活動の中で関係者が激増したの。
会場もいつもは、不明の館と右隣りの学校に加えて、左隣りの多目的競技場も借りて行われるわ。
後はお兄ちゃんが9地区戦で3勝して、次のレンタイ国内戦に出場するでしょ。
レンタイ出版協会の販売物で、お兄ちゃんの人気に火が付いたの。」
「・・・販売物って僕は何も売ってないけど・・・」
「お兄ちゃん、落ち着いて聞いてね。」
シアプは深く息を吸い込み、しっかり吐いてから話した。
「明らかにお兄ちゃんがモデルの男性がね。
6人のタイプの異なるイケメン達と、ジーサンの団体戦をしている各種の出版物があるの。
それが一部の界隈で爆発的な人気を博しているのよ。」
「・・・僕はそのレンタイ出版協会って今初めて知ったよ・・・。」
「既に先方からは、慰謝料と権利料と専属契約の年間契約料の提示があったわ。
全部合わせて一時金が30万ドロ(約4,200万円)よ。
2年目~5年目までは年間10万ドロ(約1,400万円)になるわね・・・。」
「それって手際が良すぎないかい。」
「先方は本気よ。新しい世界をお兄ちゃんが想像してくれたって。
その・・・ブ男とイケメンの差しつ差されつは盲点だった。良きかな、良きかな興奮が凄いって。
正直私にも何が良いのか分からないんだけど。」
「・・・、シアプその話はそのまま契約をまとめてくれ。」
「本当に良いの、これ契約したら今までの、顔や名前が良く似てるなーから。
男抱ガルベス・本人公認。めくるめく男祭りが来る。とかの本が出るわよ。」
「もはや今更だし、そのお金が入ってくるならば、また信者獲得の活動資金に出来るじゃん。
問題無いお金ならもらって、今後に役立てようよ。」
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不明の館のお祭りで、ガルベスは料理を作っていた。
チャーハンで言えば、9割完成している鍋がガルベスの目の前に来る。
後は醤油を回し入れて、鍋をあおってパラパラの演出をする。
小皿に3口程盛って無料配布、出来るだけ多くの来場者に喜んでもらっている。
パフォーマンスも料理には大事だ。美味しそうに見えるしね。




