怒りの通信
この物語はフィクションです。
央海歴907年8月29日
9時00分 不明の館
「ふざけんなぁー、この野郎!。何だってもう一度いってみろやぁ。
国際問題?。ヤレルもんならやってみろやぁーーっ。
不明の館の最精鋭部隊でこっちが凸してやるぞぅぅぅ。
出禁じゃぁー。こらぁああAAAA----.。
これ以上やるならレンタイ国政府に報告してェェェえーー。
お前の政府に圧掛けたるぜおーー。スッコンデロおおう。
この〇〇野郎がぁー。恥を知れぇェ(;゜Д゜)ーーぇェェ(ToT)/~~~。」
「ガ、ガルベス様。シアプさんの声の様です。」
「マナさん。ちょっとシアプの部屋に行って来ます。」
「私も一緒に行きますよ。何だか尋常では無い様ですし。」
~~~~~
「シ、シアプ。一旦落ち着いて。はい、美味しいぶどうジュースだよ。」
「ぬがぁぁーー。ガシャーン。」
怒りの収まらないシアプは部屋の中の資料棚を、喧嘩キックで攻撃。
ガラスが割れて粉々になった。
「シアプさん。」
マナさんがシアプに抱き着いて何とか落ち着かせた。
「ふぅぅ~。うぅぅ~。何なのよ、、、。好き勝手言って・・・。」
ぶどうジュースを少しずつ飲みながらシアプが呟く。
「何があったんだいシアプ。外国の女性が求種権を行使して無茶な事を言って来たのかい。」
「・・・そうよ。ホントに相手の正気を疑うわ。
いくら困っているとは言えど、ここまでするとは・・・。」
「シアプさん、先方は何て言って来たのですか。」
「・・・、ホノウです・・・。
お兄ちゃんとお父さんの求種権が一杯ならば。
相手はホノウでも良いから、チャンスをくれとの一点張り。」
(おいおいおい。ホノウは2歳の誕生日に時止草を食べたんだぞ。
確かにもう成人しているけど・・・、種の可能性なんてある訳ないだろうに。
そりぁシアプも怒るよ。)
「シアプさん。貴方には休養が必要ですよ。
とりあえず3日間は仕事を離れて下さい。体が悲鳴を挙げているですよ。」
「で、でも。」
「シアプ。僕が直接対応するよ。今は特別難しい問題も無い。
以前も10日程僕が直接対応した期間もあったから。
大丈夫だよ。」
「分かったわ・・・。申し訳ないけど取り合えず3日は休ませてもらうわ。」




