各国代表会議 閉幕
この物語はフィクションです。
今日で各国代表会議は終わった。
会議開催中の7日間で、今後のミスラ諸大陸の行く末は決まった。
6日目に央海国を除く、亜人国・ガルザ帝国・ヒキイブ教国は非常事態宣言を解除した。
央海国は準非常事態宣言に、脅威度を下げたまま継続となった。
また同時に5つの勢力(尻三国・亜人国・ガルザ帝国・央海国・ヒキイブ教国)がすべて参加する、ミスラ大同盟が正式に締結された。
5つの勢力間での交戦禁止。
5つの勢力は他国への内政干渉禁止。
5つの勢力のいずれかの国が、他国と戦争になった際は、自動的に残りの勢力はその他国とも戦争状態となる。(集団的自衛権)。
正直、まさかこんな事になるとは予想もしていなかった。
今後この枠組みが機能すれば、戦争・紛争は大幅に減少するだろう。
各国がいかに緑龍を恐れているか、よく分かる内容だった。
ミスラ大同盟締結に伴い、重大な各種の発表も合わせて行われた。
ガルザ帝国は時止草の摂取をキーとする、魔鈴紙を開発した。
尻三国の魔鈴紙と比較すると、今の品質は外2級となるが、今後も改良を進める。
合わせて下半身にズボン型で履く、飛石を装備した鎧も開発した。
これは飛空魔法の使用無しに、戦闘が可能になる事で、本来飛空魔法に使っている魔力を攻撃に使える。
装備には同じく時止草の摂取がキーとなる、世界初の装備だった。
亜人国は従来からの通首具(首に張って使用。母語で発生すると、自動的に央海語に翻訳される。)を大幅に改良。
亜人国のすべての国民の母語を、央海語に完璧に翻訳する事に成功。
また通耳具(耳裏に貼って使用。央海語を聞くと、自動的に母語に翻訳される。)も、完璧に翻訳する事に成功。
これにより意思疎通の不備が、減少する事を報告。
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「ついに魔鈴紙が他国に開発されましたねぇ・・・」
西教会長様は小さな声で呟かれた。
魔鈴紙は今まで尻女神教徒の専売特許だった。何せ掘り搾りをキーとして装備可能だからだ。
世界中は何百年前から、何とか魔鈴紙を作れないか、開発競争が続いていたが遂にガルザ帝国が成し遂げた。
一度作成方法が確立されてしまえば、品質の向上は日新月歩で進むだろう。
更に他国の魔鈴紙開発も、ガルザ帝国という成功例があるのだから、軍事予算を注ぎ込んで躍起になって開発する。
今日、尻女神教徒の軍事優位が一つ崩れた。




