晩飯チャーハンて殴ったろか
この物語はフィクションです。
9月15日から19日の5日間。北教会の忙しさは異常だった。
「マナさ~ん。うぅっ、うぅっ、辛かったようぅ。」
「ガルベス様、よく頑張りましたね。偉い子、偉い子。」
お兄ちゃんとマナさんは、床に倒れこんで抱き合っている。
他の人は半分は床に倒れ、半分は床に座り込んでぐったりしている。
立っているのは教会長様と御付きの方が1人だ。
「皆さん。本当にお疲れ様でした。これは少ないですが私からの気持ちです。」
教会長様が全員のポケットに封筒をいれてくれた。一昨日ももらった500オウカ(約7万円)だ。ありがたいのは山々だが、今は休みたい。
お兄ちゃんはこの5日間で、未経験者50人に初堀りをした。本当に凄い事だ。お兄ちゃんの頑張りに頭が下がる。
「明日と明後日はお休みです。皆さん英気を養って下さいね。」
やっとひと段落が付くが、夕食はどうしよう。料理人の方も倒れている。
「今日の夕食は私がチャーハンを作ります。美味しいですよ。」
教会長様がおっしゃっているが、今、今チャーハンは無い。油っぽい物は食べたくない。
あっさりした料理が食べたい。
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「旨ぇぇ・・・。体に染み渡る。」
「美味しいょ。お母さん、これ美味しいよぉ。もっと食べたいぃ。」
「欲しい人はいくらでも作りますからね、遠慮なく言って下さい。」
お米にまとう卵の火入れ、鍋のあおりでパラパラのチャーハン。焼き豚・青ネギ・ラードのバランス。
すべてが合わさった極上のチャーハンだ。品質の評価は文句なく特級だ。
「私は昔からチャーハンが最高の料理と思っていまして。若い頃は毎日鍋を振っていました。
他の料理はまったく出来ないのですが、これだけは店を開けると言われてまして。」
お兄ちゃんと料理人の方は、敵を見る目で教会長様を睨んでいる。プライドがいたく刺激されたに違いない。
自分の上司に向ける目じゃない。




