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Vol.1 プロローグ
「……ええ!?」
「ごめんよ司書さん……けど私、図書館の仕事がこんな危ない仕事だと思ってなくて……」
「ま、待って下さい!あなたが辞めたらもうこの図書館は終わりですよ!」
「どうせそんなこと、誰にでも言ってるんでしょ!この人たらし!」
「そ、そ、そんなこと……わぁ………」
「声が小さいんだが?……ごめん。私には無理なんだよ。カエデちゃんには悪いけど……」
「……うぅ……」
「けど……けど……」
「じゃあ誰が……どうしたら……この図書館を……助けてあげられるんですか?」
***
「……戦闘ができる人、募集?これ私のことだ……」
「………………けど…………」
「私なんかじゃ……どうせ……」