本題に入ります
「そういえばアレシア嬢はどうしてこちらに? もしかして弟と何かあった?」
「えぇ、実は……」
私は婚約が無くなった事を伝えた。
「そうか……、まぁ弟とは合わないだろうな、とは思っていたけどやっぱりそんな結果になったのか」
そう言ってカーネル様は呆れていた。
「父上としては想定外だろうな、1番父上と考えが近いのは弟だったからね。末弟はどちらかと言うと僕よりだし」
「この国にとってよろしいと思います。多少の混乱は仕方がない事だと思いますし」
「それは僕も同じだよ」
さて、そろそろ本題にいかないと。
「で、実はこの近くの山の土地をいただきまして、そこに家を建てたいんです」
「家かぁ、それは2人で住むの?」
「「はい?」」
私とブレイドは揃って疑問の声をあげた。
「え? だって2人は婚約とかしてるんじゃないの?」
「「ち、違いますっ!!」」
これまた2人揃って叫んだ。
「お二人は付き合ってるんじゃなかったんですか?」
ミーアもキョトンとしながら言った。
え? もしかして私とフレイドってそんな風に見られていたの?
「いやいやっ! うちは貧乏男爵家だしアレシアの家とは格が違うからっ!」
「あはは、ちょっとした冗談だよ、ごめんね」
心臓に悪いですよ、カーネル様……。
改めて家の相談をすると快く引き受けてくれた。
オマケに家具とかも特注で作ってくれる事になった。
カーネル様曰く『弟が迷惑をかけたお詫び』だそうだ。
別に気にしなくてもいいのに、除籍されてもやはり兄としての責任があるのだろう。
近日中にカーネル様は現地に来てくれる事になった。
とりあえず家の目処はついたので安心した。
「良かったな、良い人で」
「えぇ、ていうあんまり喋らなかったわね」
「そりゃそうだろ、元とはいえ王族だぞ。 俺みたいな貧乏男爵家がそう簡単に話せる相手じゃないぞ」
「公爵令嬢の私とは気軽に話せるじゃない」
「そりゃあ知らない仲じゃないし」
「カーネル様も悪い方じゃないからいずれは気軽に話せる関係になれるわよ」
「う〜ん、そんな気はしてる……」




