建築の下見、罠と防犯
カーネル様と再会してから数日後。
「なるほど、ここが王家から与えられたアレシア嬢の土地か」
カーネル様が実際に来てくれた。
「えぇ、私は割と気に入っているんですが……」
「ふむ……、父上は本気で謝罪の気持ちがあるみたいだよ」
「はい?」
「いや、王家は偶に形だけの謝罪をする事があるからね、大体は矛を収める事が多いけど……」
「それって本当は頭を下げたくない、という事ですか?」
「国の代表な訳だから簡単に頭を下げたくない、というのが本音だよ。 大体は金銭とかで済ませるけど土地となるとまた本音が出てくる」
「と、いいますと?」
「王家はピンからキリまで土地を持っている。今後の関係性とか国の展望とか色々考えて土地を分け与えている。 ここは王家でも良質なところだ、余程アレシア嬢、いや公爵家との繋がりを大切にしたいみたいだよ」
流石はカーネル様、王家の事をわかっていらっしゃるからの発言だ。
「この土地だったら良い家を建てれるよ。 どんな家が良い?」
「私は1人で暮らせるぐらいのちょうど良い感じの家がいいです」
「なるほど……、変に装飾とかはしなくて良いね?」
「はい、この景色を汚したくないので……」
「わかった、それだったらログハウスとかどうだろう?」
「それ、私も同じ事を考えていました」
「じゃあログハウスで決まりだね。 人を集めて作業に取り掛かる事にするよ。 完成まで3ヶ月位はかかると思う」
「それはカーネル様にお任せいたします」
こうして私の家の具体的な計画がまとまった。
さて、家の方はカーネル様にお任せして私は私でやる事がある。
それは食料の調達だ。
特に肉は欲しい。
なので、周辺の森に罠を仕掛ける事にした。
罠と言ってもトラバサミとか落とし穴とかではなく魔力を使った罠だ。
「これでよし、と」
「カードを埋めてどうするんだ?」
「これはただのカードじゃなくて私の魔力を込めたトラップカードよ。 これを踏めばボンッと爆発するのよ」
「爆発って周辺に影響とか大丈夫か?」
「大丈夫よ、威力は制限してあるから」
まぁ防犯の役目もあるけどね。




