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プロローグ
燃え盛る炎の中、一人少年は歩く。
焦げた肉の臭いが充満し、鼻がもげそうになる。
それと同時に吐き気も襲ってくる。
屋敷の扉を開けるが熱風で息がしづらい。
奥まで入ると両親が倒れ、周りの壁には血が飛び散っていた。
「手間取らせやがって」
部屋から出てきた男の手には血で染った刀が握られていた。
「よくも父さんと母さんを!!」
大人の力には叶わず、床にたたきつけられる。
「ガキが調子に乗ってんじゃねぇぞ」
何故か襲いかかってきた男の方が吹き飛んだ。
「無事ですか?」
手を差し伸べてくれた女性は女神のような神々しさを放つ。
「と、うさんと、かあ、さ、んが、、」
喉が潰れたのか掠れる声で両親の遺体のある場所へ移動する。
「なんて、酷い、、、一体誰がこんなことを、、、」
女性は現状を見て絶句する。
燃え続ける家にそこら中に倒れている遺体。
正しく地獄絵図。
生き残ったのは少年一人というあまりにも酷い現実。
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